レメディオス・バロ | れぽれろのブログ

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レメディオス・バロは、20世紀中ごろに、おもにメキシコで活躍した女性画家。
カテゴリとしては一応シュルレアリスムの画家になるようです。
生まれはスペインですが、後にメキシコに移住。
同じスペインのシュルレアリストであるダリとほぼ同時代ですね。

彼女はすごく妖しい絵を描くのですが、何だかよく分らないなりに
すごく魅力的で好きです。

・Useless Science or the Alchemist


・Creacion de las Aves


・El Relojero


・Bordando el Manto Terrestre


・Musica Solar


・Transito en Espiral


とくに1枚目(Useless Science or the Alchemist)の
市松模様の絨毯と服が一体化した絵が好きですね。

コロンビアの作家ガルシア=マルケスの「百年の孤独」という小説が
好きなのですが、この中に「レメディオス」という名前の人物が出てきます。
この作品には(ややこしことに)同じ名前の人物がたくさん出てくるような小説で、
レメディオスさんも3人も出てきたりします。
自分がレメディオス・バロを意識したのは、このこともあって最初は単純に
名前がひっかかっただけでした。
しかし、作品を調べてみると、面白い作品がたくさん。一気に好きになりました。

自分の持ってる「百年の孤独」の本は、青と白の地味な表紙なのですが、
後に発行された版では、なんとレメディオス・バロの
「Transito en Espiral」が表紙に使われています。
うーん・・・この版が欲しい。
・・・といいつつ10年以上経過しており、結局買わず仕舞いです。

彼女の原画は見たことないので、ぜひ一度見てみたいです。