2023年のヒットトレンドについて

 

裏本謙志が2023年ヒットトレンドについて思うことということでサイバーエージェント次世代生活研究所が公表した2023年Z世代ヒットトレンドランキングを元に思うことを書いてみます。とくにこのランキングデーターからは25歳を境界線としてジェネレーションギャップを分析している点がおもしろいと感じたので取り上げます。

 

  ジェネレーションギャップが大きかったもの

 

「ひき肉です」が最も差が出たというのは少し意外でした。結構バズってた印象ですが25歳以上の年齢層の人にはトレンド感はなかったようです。確かに25歳以下であれば中学生YouTuberグループのちょんまげ小僧のメンバーの1人に対しての共感みたいな話でバズったという論理は理解できます。ただ正直なところ、別に芸人でもないのに軽く小馬鹿にした陰キャっぽさを感じる侮蔑というか何らかの笑いを含んでいるというふうに個人的には捉えているので胸糞案件でもないですが可哀そうとも違いますが違和感があります。その違和感がバズったという分析もありますが、いい意味での違和感という感じはしないので正直不快です。個人的な見解なのでこの辺で切り上げます。ただBeRealのような盛らないアプリが流行っているように「自然体であること」が重要視されているという意味ではひき肉ですというもの自体も自然体と捉えられているとも言えるのかもしれません。

 

意外という意味では「なぁぜなぁぜ?」も25歳以下と以上での差があったという感じはしなかったので違和感はあります。ただ「なぁぜなぁぜ?」を使うとZ世代ではない世代の人が若干痛い人になってしまう感も否めないのでトレンドを使いこなすのも結構難しいとは感じました。

 

  25歳以下の2024年トレンドについて

 

2023年に限りませんが流行の発信源はYouTubeとTikTokという傾向は2024年も変わらない気もします。もちろん一部ではテレビ発信のものもありますが割合が20%程度ですし、この傾向は覆ることはないでしょう。インフルエンサー部門については裏本謙志はちょんまげ小僧とヴァンビしか知らなかったので2023年のトレンドを追えていないというのが露見してしまった印象はありますので予想は正直難しいです。またサイバーエージェント次世代生活研究所の分析通りにメガヒットするインフルエンサーは出にくく多様化しすぎているということもあり、誰が出てきてもおかしくないというのは2023年と同じでしょう。なおジェネレーションギャップがないトレンドとしてはアニメとそれに付随した音楽が2023年はメガヒットしたのでこの傾向も2024年は続くでしょう。新しい学校のリーダーズのような亜種もあるかもしれませんが、それはあくまでも亜種であり、「ひき肉です」の考察と同じように、ある種の違和感、とくにポジティブではなく親近感のようなものがあればブレイクしそうな印象はあります。言い方は悪いかもしれませんが、新しい学校のリーダーズって楽曲も含めて屈折した陰キャっぽさがあるので。