またまた出ました、大臣の軽率な発言。
9日午前の閣議後の記者会見で、鉢呂経産相が前日に視察した福島第一原発の周辺地域の感想を聞かれ「人っ子ひとりいない『死のまち』だった」と言ってしまいました。
記者から感想を聞かれた大臣は、もちろん悪気も何もなく正直な感想を述べたんだと思います。
軽率だったというより、率直すぎたのかも。
しかし、苦しんで悲しんでいる被災地の人の気持ちを察して、もっと思いやりのある表現にすべきだったでしょうね。
まさに不適切、不用意な発言です。
さらに、鉢呂大臣、その前日に記者の体にすり寄るようにして「放射能、つ~けた」と、小学生の悪ふざけのような行動をしたことが判明。
これはまずいですね。
大臣に就任して、うれしいあまり気持ちが舞い上がっていたのでしょうかね。
その後、鉢呂大臣は発言の撤回や謝罪に追われているようですが、このままじゃ納まらないでしょう。
来週早々にも辞任に追い込まれるかも。
と、ここまで書いたところで、テレビ画面に「鉢呂大臣辞表提出。野田首相受理」のテロップが。
しかも、テロップが流れた時に私が見ていた番組はNHKスペシャル「被災地からの”悲鳴”」。
経産相辞任。仕方ないですね。
あれこれ言い訳して居座ってもいいことはないですよ。
賢明な判断だと思います。
まぁ、鉢呂さん(辞表を受理されたからもう大臣ではないので、あえて「さん」づけ)、大丈夫ですよ、ご安心ください。
国民は大臣在任10日やそこらでの辞任には慣れていますから。
しかし、9月2日の野田政権発足からまだ1週間ちょっと。
小宮山環境相の「たばこ700円(増税)」発言や、一川防衛相の「安全保障に関して私は素人」発言など、大臣の軽率な発言が相次いでいます。
政治家、とりわけ大臣の発言は重いということは中学生でも理解できますよ。
どうも、政治家のみなさんは偉くなるとお口が軽くなるようです。
困ったもんですね。