宗慶二オフィシャルブログ~とある現代文講師の日常

宗慶二オフィシャルブログ~とある現代文講師の日常

大学入試予備校
現代文講師

河合塾→東進→登録者35万人YouTube予備校『ただよび』校長→online塾bridge+校長(←いまここ)

鬱屈した日常を、少しだけ斜に視ることで、風を吹かせられたら…
と思います。

受験勉強の箸休めに、どうぞ。

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皆さん

遂にやりました!!!







一言一句に苦心しました。

味わうように読んでください。

これを読むキミの姿を、ずっと思いながら、この表現が伝わるか、あの言い方の方が良いか、どのフレーズならなるほどと腑に落ちるものになるか・・・


わずかな表現にもこだわりました。


参考書の読者が、立ち止まる間もなくアッサリと読み終えられるような、それでいて、深い学習の滋味に満ちて、なおかつ学びの恩沢が長くキミに留まるような、そういう文体を、今の僕に出来る限界までチャレンジしたものです。



人生で流すもの三つ

血と汗と涙


これは僕の恩師の送ってくださった言葉です。

高校時代の先生ですが、なるほど生きるとはそういうことだったのかと、今になって思い知る気分です。



ここまで長かった。



この本が出版にいたるまでに、僕はたくさんの人に支えられました。

1人ひとりに、今、改めて深く感謝します。



結局仕事は人間がするものです。


人に支えられなくば、一冊の本すら書けないのかと、妙なプライドに凝り固まったかつての僕は、ここにはもう居なくて、たくさんの人の力を借りて、ようやく何かを成すことの幸せに心底感謝する僕が、居ます。そして、この本がキミの力になって、キミが今度はいつか誰かを支えられるようになることを切望しています。


本を書くチャンスをくださった方も、本を書くお手伝いをしたくださった方も、本を読んでくださる方も、本を書き上げることができた自分にも、今感謝でいっぱいです。



ぜひ手に取って、読んでみてください。




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思わず胸が熱くなりました



皆さん

何も言わず、このメッセージを読んでみてください






お気づきでしょうか




ここには、いわゆる文章力だとか表現力だとか、そうした技術的側面とは、まるで異なる、彼の「人柄」のようなものが滲み出ています



キミが見事に合格したことは、とても素晴らしい

東進で宗慶二の授業を受講してくれたことは、素直に嬉しい


でもそれ以上に

キミがこうした文章を書ける「人」になっていることが、僕は心底誇らしいのです



キミは、大切な仲間に恵まれる人です

色々なことがあっても、どうか人生を目一杯楽しんでください






僕に出逢ってくれて、ありがとう。

教師冥利に尽きる、とはこのことです。





忙殺にかまけてしばらく離れていたこのブログですが、今回の更新は、懸命に努力を続けた彼に、贈りたいと思います。











以下に、YouTubeにUPした彼への返信を、再掲させてください。





文面からキミの謙虚で粘り強い人柄が滲み出ています

大変なときが、幾度もあったのだろうね

本当によく頑張った


僕はキミが誇らしいです


宗慶二









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今日、共通テスト追試験を終えたキミへ

 

お疲れ様。

よく頑張った。

 

他のみんなより、半月ほど遅れることは、辛かったろう。勉強の計画が根こそぎ変更を強いられたようにも思えたろう。怪我をしたり、インフルエンザやコロナに罹患したりした自分を、責めたり、事故の相手や感染元を恨んだりもしたかもしれない。

 

周りのみんなが、自己採点の結果を声高に語り合う中、ただ1人だけぽつんと佇み、居場所すらないような淋しい気持ちに、やる気を落としてしまったかもしれない。そしてその悲壮な気持ちは、キミのこれまでとは違って、周りの友人の誰とも共有できない、行き場のないものだったのだろう。

 

 

 

 

 

それでも、キミは、昨日と今日、カバンと受験票をもって、受験生のほとんどいない電車に揺られ、みんなと違う日程の教室に入り、何人かの中で、鉛筆を持って、試験を受けた。

 

 

えらいぞ!

本当によく頑張った!

ここからだ

追い込まれてからが本当の勝負だ。

 

 

 

 

 

 

 

ただ試験を受ける以上の、何かを背負い込んで闘ったことを、僕はちゃんと知ってる。

 

 

誰とも同じでない、キミだけの大事な人生の一歩を、昨日と今日、ちゃんと歩いた。

 

 

逃げようもないキミのその痛みや悲しみは、必ず、必ず、必ずいつかキミを強くする。

 

 

 

 

そうして、時を経て、誰よりもタフな自分に、ある日気がつくことがあったら、そのときは、不安で壊れそうになっていた「かつての自分」を見つけて、こんなふうに声をかけてやりなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

えらいぞ!

本当によく頑張った!

ここからだ

追い込まれてからが、本当の勝負だ、と。