2月15日 8時16分
15年間一緒に暮らした愛猫のぷるるんが
虹の橋にいきました
あまりにも突然の出来事で
なかなか諦めがつかないまま
今に至ります
バレンタインの日の夜まで
たくさんご飯も食べていたし
いつも通りコロコロと喉を鳴らしながら
ベッドの上で甘えてきていたのですが
トイレに向かった時に
足が少しふらついたように見えたので
様子を見ていると
トイレの前でバランスを崩して
横向けに倒れちゃったんです
そこから急激に容態が悪くなり
夜中に2度発作を起こして
あとはずっと
肩で息をしているような状態が続きました
一晩中起きて見守っていましたが
翌朝、3回目の発作の後に突然
それまで虚ろだった目を大きく見開き
窓の向こうの青空を見上げた目の瞳孔が
開いていくのがわかりました
そして抱きしめていた私の腕を
すり抜けるようにして
小さなぷるるんの命は消えてしまいました
ぷるるんがうちにきたのは
15年前のクリスマス直前
ペットショップでぷるるんを見つけた夫が
独断でお迎えを決めて
その場で手続きを済ませ
帰宅するなり
「猫買ったから一緒に迎えに行こう!」
驚いて付いていくと
めちゃくちゃ可愛い
スコティッシュの女の子が
私たちを待ってくれていました
店員さん達から
エンジェルと仮名まで付けられ
随分可愛がられていたぷるるん
初めて会ったのに
めちゃくちゃ甘えん坊の
ふわふわ子猫
夫も娘も私もメロメロになって
24時間 溺愛の日々
2年後にココが来た時も
そのまた2年後にミィとクゥが来た時も
更にオス猫のぴーすけが来た時も
ぷるるんは意地悪したり怒ったりせず
子猫たちのお母さん代わりになって
お世話をしてくれました
温厚でめったに鳴かない
性格の優しい良い子だった
ぷるるんが居なくなって
1か月が過ぎましたが
毎日他の猫達と同じ時間にごはんをあげて
写真を撫でながら
名前を呼んで話しかけます
写真に触れた指先から
ありありと思い出せる
生きたぷるるんのぬくもり
丸い頭、低い鼻、折れた耳
やわらかな手、細長いしっぽ
🐈
肉体はなくなっても
わたしの手と頬と唇が
ぷるるんのしなやかな身体の
全部をおぼえてる
それでもやっぱり触れていたい
お日さまの匂いがする
やわらかな身体に
もう一度顔をうずめたい
小さな両手を膝にのせて
甘えてくるぷるるんを抱きあげて
体温と重さを感じたい
先月、無事入籍を済ませた娘が
ダンナ様と持ってきてくれた絵本
ピンクの缶には
最後のブラッシングで作った
ぷるるんの毛玉ボールとおひげ
ロケットには
尻尾の先と歯の骨を入れてあります
ぷるるん
必ずまた迎えに行くから
先に虹の橋に行ったココを見つけて
仲良く待っててよ