先月末、初めて岡山駅前のうどん店「麺候」にお邪魔してきました。

私の用事と夫さんの用事の合間にダメもとで立ち寄っただけなのに……
まさかの奇跡のタイミングで入店成功!!



行列前提の大人気店なので、ホントは駆け込みで行くようなお店じゃないんです💦
でもこの幸運、逃すわけにはいかないよね✨


せっかくのラッキーを忘れぬように、と初来店にもかかわらず期間限定メニュー を注文しました爆笑





その名も「とろふわミートクリーム」 。生クリームにお肉にトマトにチーズ、私を篭絡するモノたちしかいないじゃん笑
特製ミートソースに濃厚な生クリームがとろりと重なり、さらにその下からは、ひっそりと隠れていたチーズが盛大にお出迎えしてくれましたチーズ
一口食べた瞬間の香りからして優勝レベルの美味しさです!

ここはうどん屋さんじゃなくてイタリア料理店だったかな?と思っちゃいましたピンクハート

麺を食べ終えてから気づいたんだけど、ミートソースのお肉が「肉煮込み?」ってほどたっぷり。
お肉をしっかり全部味わおうとすると、結果的にソースまで全部食べきっちゃう、そんな一皿でした✨


もちろんメニューは他にもずらり。
バリエーションがとにかく豊富だから、次はスタンダードや人気メニューにも挑戦する予定!
これはまた行きたくなるお店だなぁ〜と思った初訪問でした😊

明治という時代にどんなイメージをお持ちでしょうか?

鹿鳴館に代表される華やかな文明開化、そして❝一等国❞入りを目指す希望に満ちた時代――。

しかし、今回ご紹介する松原岩五郎の体験ルポ「最暗黒の東京」は、その光の裏側にあった、誰も顧みることのなかった明治の闇を克明に記録した一冊です。

私は、「宵待草事件簿」という漫画作品の中でこの本の存在を知り、当時の東京に存在した貧民街の真実を読んでみたくなりました。

日清戦争を目前にした、日本の最下層の生活とは――??

 

日清戦争を目前にして❝一等国❞入りしつつあった日本には、既に都市開発と経済の波から取り残された貧民街が東京のあちこちに存在していました。

松原はそうした街を実際に歩き、住居や家財道具、生計の立て方までを詳細に描き出しています。さらに、自ら貧民街で残飯屋に就職し、傷んだ飯を売るという商売の実態まで赤裸々に綴っています。

 

そこに描かれるのは、人間らしい生活すらままならない環境の中で、それでも図太く懸命に生きる人々の姿。生きるとは食べることに他ならないという、人間存在の根本に向き合わされる内容でした。

 

印象的だったのは、過酷な状況にあっても人の心や行動は変わらない、という松原の視点です。国が❝かたち❞を整え、繁栄を目指していく一方で、社会から脱落していく人々を放置してよいのか――彼の問いかけは鋭く胸に迫ります。

 

現代の私たちには当たり前に思える「同じ日本人として助け合う意識」も、当時の封建社会ではほとんど存在しませんでした。階級が違えば関心もなく、見て見ぬふりをするのが常識だったのです。

 

「鹿鳴館の仮装舞踏会と貧民社会の苞厨(だいどこ)騒ぎとに軽重のあるはずなし」

 

松原はこうした時代に「最下層も富裕層も同じ人間である」と強く訴えました。この著書はまさに画期的であり、今読んでも大きな意味を持ちます。日の当たりにくい側面の歴史的書物としてだけでなく、❝幸福❞や❝不幸❞が分かりにくい現代にも通じる問題が描かれていると思いました。

 


※画像はイメージです

 

昨年、河合優実さんが好きなので映画「あんのこと」を観てみたのですが、ドリアン助川さんの小説を原作とする同タイトルで映画化された「あん」を思い出して再度鑑賞。


主演は大女優の樹木希林さんですが、樹木さんの集大成ともいえるような、何回でも観たくなる素晴らしい作品です。

小さなどら焼き屋を舞台に、名人級のあんを作る元ハンセン病患者の徳江さん(樹木希林さん)と、希望を失ったようなどら焼き屋の雇われ店長の千太郎(永瀬正敏さん)との心温まる交流が描かれます。

作品の始まりは光溢れる春。

冒頭から樹木さんの閑かな吸引力が凄まじいです。

春の日差しを浴びながら、世の中のすべてをキラキラ眩しそうに眺めて、時にその美しさに驚きを見せる樹木さんが、ただ微笑んで歩いているだけで長年隔離されていた元患者さんにしか見えません。

一方、花は咲き乱れ麗らかな春の光の中で、沈鬱な表情で機械のように無感情にどら焼きを焼き続ける永瀬さんとの対比も強烈です。

外の世界で自由に生きてきたはずの永瀬さんのほうが、まるで囚われて自由を失った身であるかのよう・・・。

そんな中、手の不自由な老婆の樹木さんがアルバイトしたいと猛アピールします。

永瀬さんは最初はまったく取り合わず邪険にしているのですが、樹木さんから手作りだといって渡されたあんを舐めてみると、その美味しさに驚き、樹木さんへも敬意を払った態度へと一変します。

あん製造のアルバイトとして雇われることになった樹木さんを迎え、お仕事を始めてみると、樹木さんのテキパキした指示に忠実に従う見習い小僧のような永瀬さんが可愛くて、まるで師匠と弟子のようなふたりの掛け合いに爆笑してしまいました。

あんづくりの過程ひとつひとつが丁寧で、樹木さんはあんと会話しながら、畑で育ってここまで来てくれた小豆たちに感謝を込めて❝おもてなし❞をしているのだと言うのです。

樹木さんのセリフとこのあんづくりのシーンが芸術的&哲学的で作中の千太郎とともに圧倒されます。
 

小豆が見て来た雨の日や風の日を想像することです。
どんな風に吹かれて小豆がここにやってきたのか、旅の話を聞いてあげることです。
この世にあるものはすべて言葉を持っていると私は信じています。



美味しいあんが評判となり、お店は行列ができるほど繁盛します。

常連の女学生・ワカナ(樹木さんのお孫さんの内田伽羅さん)もあんを気に入っただけでなく樹木さんにも懐いて、個人的な相談をするくらい親しくなります。

しかし幸せな時間は長く続かず、樹木さんが療養所の元患者さんだという噂が広まり、永瀬さんはどら焼き店のオーナーからも樹木さんの解雇を迫られ、客足までも途絶えてしまうのでした。

永瀬さんも樹木さんを守ろうとするのですが、永瀬さんには実は過去に傷害事件で服役した前科があり、その被害者への慰謝料をどら焼き店のオーナーに肩代わりしてもらっていたため、永瀬さんは従うしかない無力な身の上だったのです。

自分の素性が知れたことを察した樹木さんは、静かに店を去って行きます・・・。

その後、ワカナに励まされながら、永瀬さんとふたりで樹木さんの居る療養所を訪ねて行きます。

永瀬さんは樹木さんに申し訳ない気持ちで顔も上げられないほどですが、樹木さんは底知れぬ優しい諦観の中から永瀬さんを慰めるのです。
 

「私は大丈夫、大丈夫なんですよ」



そして虚無と絶望の中で日々の営みを繰り返すばかりの永瀬さんでしたが、樹木さんは療養所で生涯を終えてしまいました。

樹木さんの過酷な人生を詳しく知ったのは、亡くなる前に永瀬さん宛にしたためられたお手紙でした。

そして樹木さんから永瀬さんに送られた魂の言葉、それは永瀬さんだけでなく、すべての人に贈られているかのようです。
 

私たちはこの世を見るために、聞くために、生まれて来た。
だとすれば、何かになれなくても、
私たちには、生きる意味があるのよ。



それで様々な問題が劇的に解決するわけではありませんが、その時の永瀬さんなりに出来ることをして、自分らしさを取り戻せているような穏やかで希望を感じる表情の新しい永瀬さんが在りました。


私自身はハンセン病について長らく考えており、小川正子女史の「小島の春」が絶賛されたことや(小川さんが悪いとは思ってません)、らい予防法が廃止された折に再び注目を集めさせるようなマスコミの煽りがあったこと、熊本での宿泊拒否事件などなど色々と書きたいこともあったのですが、この問題に重きを置いてしまうと暴走しそうなので、純粋に映画からのメッセージで学べたことだけを綴ろうと思います。

ただ、より多くの人にハンセン病による差別で苦しんだ同じ日本人がいたこと、現在も生きておられることを知って欲しいです。

「あん」の徳江さんには実在のモデルさんがおられますが、出産もさせてもらえず家族とも2度と会えないような苛烈な制限の中、隔離された施設で人生の大半を過ごした元患者を通して、自由に自分の好きなことが出来る人生が、いかに有り難く大切なのかを教えてくれます。

樹木さんご自身もこの作品の数年後に他界されましたが、樹木さんの遺された言葉にも、苦しくしんどい時にでも恐らくご自分を鼓舞しておられたと思われる言葉があります。

 

「おごらず、人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」

 

自分で決められることの尊さや、幸せとは自分が決めるのだという想いが込められているように思いました。

 

 

 


秋のちい活はすべて夫さんの活躍なのですが、食べ物系はすべて私がいただきました爆笑笑


ちいかわクッキーの柄はちいかわと鎧さんの2種類みたいです照れ


私はもともとのベビースターラーメンが大好きなので、何度も買って来られます(笑)

ちいかわたぬきは悶絶級にスキですが、お味はスタンダードなのが好みですけどね爆笑お願い


ちいかわウインナー、クセがなくて優しい味わいがお気に入り🎵




くりまんじゅう先輩…ナンテ美味しそうな姿に!!




ふわラテは現在2箱目を愛飲中だよー!







ちいかわベビーのうさぎさん可愛すぎるガーン



秋はまだまだ続く…もみじお団子

今月はなんだかあっという間で、予定も多くて体調もイマイチでバタバタ💦
でも、そんな中でもハロウィン気分はしっかり楽しめましたハロウィン乙女のトキメキ

コンビニやスーパーに並ぶハロウィンスイーツたち、毎年のことながら見てるだけでもワクワクしちゃいますよね!
疲れている時のほうが誘惑に弱いからか、単純に糖分への渇望が高いのか、ついつい手が伸びて、ちょこちょこ買ってましたイエローハート

ハロウィン仕様のちいかわも忘れずに♪






そして何より嬉しかったのが、去年はタイミングを逃して買えなかったハロウィンのパンを夫さんがわざわざ買って来てくれたこと!メロンパンハロウィン

総社市の「いっちーのパン屋さん」のかぼちゃパン、スイートパンプキンパン、黒いチーズトマトミートチーズパンラブ



特に黒いチーズトマトミートチーズパンは悪魔的な美味しさ!!一口食べると目の前にオシャレな洋食レストランの幻影が見えましたな・・・。恐るべしですガーンハート


忙しい中だからこそ、こういう小さな“季節の楽しみ”を感じられるのって有り難いことですねクローバー