「メメントモリ」感想 | 箱庭の空

箱庭の空

小さな世界。

秋を感じ始めた11月初め頃、「メメントモリ」をし始めた。

雰囲気が似ていることから、「巨神と誓女」のプレイヤー達に注目されていたそうだ。

時空の洞窟でのアイテムの配布にミスがあったという話だが、私が始めたのはその後。


水彩画風の絵と、それでいてLive2Dで動く女の子、魔女狩りという設定など興味を惹かれるところはある。

放置ゲームの形を取っていて、さくさく進む間は面白く感じた。

しかし、キャラクターのレベルを上げるのに(20レベルごとの区切りで)必要な赤玉こと潜在宝珠は段々と手に入りにくくなっていき、ボスバトルの敵も強くなって倒しづらくなるので、することがなくなる。

これも、詰まると言うべきか。


比較をしてはいけないかもしれないが、期待していたシナリオも、「巨神と誓女」程の広がりとまとまり、深さを持ったものではなかった。

女の子個人のつらい過去は分かるのだが。

一見、似てはいる。


このゲームの大きな特色は、女の子ごとに歌(ラメント)がついていて、ホーム画面でそれが聞けるところだ。

自分は、イリアの曲「燐光」やナターシャの曲「X. THE FLOWER」でセンチメンタルを誘われ、泣いてしまった。

他にも、歌詞やメロディが意味深でもの悲しい曲がいっぱいある。

そこが「メメントモリ」で一番良い点だと思う。

泣きすぎてしまったけれど。

ちょうど、自分の心の状態(懐古?郷愁?)や秋の季節と合っていたのかもしれない。

ゲーム曲を歌うことが多く、少し前によく見かけた歌手の霜月はるかさんも歌っている。


戦う女王のアムレートは、強いし見た目も良く、青と白の服と剣がよく似合っていて気に入ったキャラだ。

声優は「プリンセスコネクトRe」のレイ様と同じ種﨑敦美さんで、格好いい。

他にもナターシャやペトラなどかわいらしいキャラや、ベルやトロポンなどやさぐれたキャラがいて面白いのだが。

願わくはもっと遊びやすくかと。