薄っすらの意識の中、タキさんの大好きなお顔の周り撫で撫でをすると
小さく小さくゴロゴロ…って喉を鳴らしてくれて
だから、ずっと離れられなくていましたが、タキさんも病院に行ったりして疲れただろうし、鼻炎でお鼻が苦しそうだったけど獣医師姉妹さんに魔法の様な方法を教えて頂き、タキさんのお鼻は音もなく垂れることもなく、スースー…とても息がしやすくなっていました
やっとゆっくり寝られるね!
タキさんじゃあ明日ね!
もう一度、身体の位置をずらして寝やすくして私も眠ることにしました
今朝、一番の宅急便が届いて起床
直ぐにタキさんを見に行くと
お気に入りのお部屋から頭が垂れ下がった状態でした
私が最後に見た時とは頭の向きも変わっていました
自分で身体の向きを変えられたんだね
凄いねタキさん!
タキさんは既に冷たく固くなっていました
でもお顔は凄く眠っているまんま
いつものタキさんです
一年前のニャンニャンニャン
猫の日に我が家にやってきた
タキさん
とってもわがままで、平面に目をつけたみたいな面白いお顔がすごく愛着あって
お腹を撫でてもらうのも
お顔の脇を撫でてもらうのも
大好きで
お水を片手ですくって飲めて
飽きるとダミ声で私を呼んで
『タキさん〜いい子ね〜』って
撫でられて、直ぐにお爪研ぎを狂ったようにはじめて
また撫でて〜ってくっついてくる
多分18歳以上と思われるタキさん
幸せだったかな
日本間はタキさんのお家
一昨日の夜
突然外に出たい…と襖の外へ出て
リビングを通り過ぎて廊下へ向かった
他の動物たちは興味津々に近付くけど誰も吠えたりかまったりしませんでした
近くでタキさんをゆっくり見守ってくれました
しばらくいてまた日本間へ帰ったタキさん
何度出ようとしたけど途中でやめて帰ってきたのに、初めて出たね
外界はどうだったかな
1年かけて出来なくなることが増えていきました
少し高いところのお爪研ぎが数ヶ月後にはできなくなって
大好きなご飯も後半は徐々に固形が食べづらくなってきて
それでも手を変え品を変え
タキ様のお気に召す物を用意した
お爪研ぎは平面の大きな物に変えた
そこからなにかあるとお爪研ぎを狂ったようにしたタキさん
楽しかったかな…
ついついタキさんの食べられそうなものを探してしまう癖は治るかな
タキさん
今もいつものお気に入りのお部屋で眠っています
起きたらお話してみよう
ねぇ、タキさん
いい子ねぇ…っていつもみたいに伝えてみよう