タイミング良く姪っ子から電話。
『代々木公園で散歩中にぐーがいなくなったの。懐中電灯他の犬達置いておきたいから持って車で来れる?』
ゲッ…
ぐーちゃんは周南から来た子野犬の犬です。
今ではすっかり懐いてまぁ〜可愛いのですが、とにかくビビりで知らない人にはまず近づかない。逃げる。
リートがまさかのスルリ…
いつもなら姉にピッタリついて離れない子なのに…どうした?!
姉と姪っ子と娘と懐中電灯照らしながらいなくなった場所から範囲を少し広げて探すも目撃情報はもちろん暗闇、茂みのオンパレードの夜の代々木公園
見つからない
お腹空いてるだろうに…
『ぐーちゃん。帰るよ〜!』
もう探すところないってぐらい探した…
もうこうなったら…
師匠奥様に連絡してみよう
姉が電話をかけるが出ない…
すると程なくしてコールバック📞
『まぁまぁお姉さん!
どうされましたか?!』
ぐーちゃんが突然いなくなってしまった話をすると…
『分かりました。ではぐーちゃんの写真を送ってくれますか?』
ぐーちゃんの写真ならいくらでもある!
直ぐにLINEで送る…
お返事が来る間も必死に探す…
程なくして師匠奥様よりご連絡。
『あの…
まず、どうやらウンチ?
リードが外れてしまったタイミングで何かの動物のウンチに気を取られてほんの少しだけ離れたら、近くにいた男の人に大きな声で怒鳴られて怖くて今狭い隙間に入っているのが視えます。
暗くてトイレのそばで囲いもあって…
上に布?みたいなものがかかっています。』
えっ!
それって…
いなくなったところからは目と鼻の先
ゴミの仕分けをする少し変わったオジサンがいるところ
物凄くありえる
かくいう私も少し前にぐーちゃんを探していたら怒鳴られた
そこからみんなで少しづつ怒らせないように近付いてみたが…
駄目
近付くと怒られる…
困ったなぁ…
その間、他の場所を探すことにした
師匠奥様が何度も何か分かる度に連絡をくれた
『ぐーちゃんの意識がハッキリしているから生きてますし元気です。ただとても怖いのね。動けないのね。
とにかくまさかこんなところに、みたいな隙間にいるから探してあげて!
あ、〇〇〇さん(私)。ぐーちゃんに意識を合わせて呼ばれるところに行ってみて!』
そうだ…忘れていた。
早速ぐーちゃんの写真を開いてみる。
ぐーちゃんの気持ちが入ってくる。
震えてる。怖いんだね。
両手を重ねて頭を載せて上目遣いでいる
私達の声が聞こえていると言っている。
でも、出ていけない。
う〜ん。困ったな
とりあえずオジサンが居る間は身動きが取れないから帰るまで時間を潰そう。
しかし…オジサンはまたドッグラン近くのゴミ箱へ行って仕分けするゴミを大きなシートに入れている。
ちなみにこれはお仕事ではなく彼の善意?らしい。
近くの手作り掘っ立て小屋で寝泊まりすることもあるみたいなので(こちらにお住まいではない)帰るかもわからないけど…
でも待つことにする。
というわけで近くのコンビニにて夜ご飯を購入。
駐車場の縁石に並んで座って食べる。
車で来ることも良くあるからここもぐーちゃんのよく知る場所。
来ないかな…
時既に夜中の12時半…
娘は学校があるので一旦車で送る。
家に帰りゴンちゃん達の散歩と動物皆さんのご飯を用意してさぁ出よう!と思っていると旦那さんから電話。
『とりあえず、オジサン帰る様子もなくて暗くて探すのは難しいから一度探しながら帰る事にした。
いつも通っている道を探しながら歩いてる』
2時前に帰宅。
では私は明日の朝一番で姉達と探しに行こう。
でもなかなか眠れず。
夜中3時半頃姉からLINE。
『ぐーちゃん自力で帰ってきた!
頑張ったんだよね。井の頭通りを1人で歩いてきたんだ。泣ける。』
凄い!
けして近くはない。
沢山大きな信号もあるし踏み切りもある。
一歩を道じゃない
よく頑張った(T_T)…
夜中だったのが良かったんだ
車が少ないし、人も少ない
ビビりのぐーちゃんも頑張れた
もう神様ありがとう🙏
ぐーちゃんは、もしかして…と窓を開けていたので家の前でくぅ〜ん🐾と鳴いて帰ってきたこ声が聞こえ自力で帰ってきたことを知らせることが出来た。
犬の帰巣本能って本当に凄い!
そして夜中であったことが功を奏した。
良かった。
良かった。
姉は直ぐにGPSを購入した。
万が一…はいつ起こるかわからないものね。
今朝、師匠奥様と少しお話した。
私もなのだけど、奥様も随分と前に知り合いのお子さんが誘拐された日のことを思いだしていた。
この時も師匠奥様にお世話になった。
奥様が伝えてくれた様に犯人の状況、見つかる日までピッタリだった。
昨夜のぐーちゃんが何故か重なった。
とにかく元気に戻ってきてくれて本当に良かった✨
