2026年の今年は丙午。
弟の干支。
 
 
12年前の午年の時
弟は生きていた。
 
 
 
 
弟が行方不明と
日本の家族から聞いた時。
 
 
母校に何度も
弟が最期に話したという父兄に
面談を申し入れたいと何度言っても
「先方が固辞していますから」と言って
希望を聞き入れてもらえなかった時。
 
 
弟の死に対して
ちゃんと向き合ってもらえず
冷酷な回答しか戻ってこない
学園からの文書を目にした時。
 
 
弟が白骨化した遺体で発見されたと
仕事中にLINEで母から知らされた時。
 
 
この7年余り、
毎朝目が覚める時
絶望感・怒り・無力感で
いちにちが始まった。
 
 
しかし、
諦めなければ
事態は好転することもある、
ということを7年越しに知った。
 
 
弟が家族旅行で
初めてハワイで泊まった
ワイキキのシェラトンホテルは
2020年のコロナ禍で夜、
空室の部屋の電気を付けて
HOPE(希望)という言葉を
暗闇の中、灯してくれた。
 
 
この写真を撮った時、
あとどのくらいこの苦しみが続くのか
先行きが全く分からなかった。
希望なんて何処を探したらあるものか
と自暴自棄になったことも多々あった。
 
 
しかし、おかげさまで
7年越しに弟の命の意味を
社会に問いかけることが実現しました。
 
 
【2026年2月20日・朝日新聞様】
関心を持ってくださった報道機関の皆様へ
心より御礼申し上げます。
 
 
記事が公開されたことを
日本の家族や
応援してくださっている方々から
写真付きでご報告を頂いた時、
 
 

 

久々に、何とも言えない
不思議と少し穏やかな気持ちで
朝の太陽の光を眺めることができました。
 

 

 
情報提供してくださった
ご父兄・教職員・卒業生・元実習生の皆様
 
ブログを読んで頂き、
寄り添ったお言葉を掛けて頂き
応援してくださった皆様
 
遺族一同、心より御礼申し上げます。
 
 
 
弟の名誉、そして私たち遺族の名誉を回復したい気持ちと同時に、労働者の人権を守る職場環境であってほしいと心より願っています。
 
 
また、労働者は自分のことは自分で守る術を身に付けることも必要だとも思います(時系列で5W1Hで記録をつける習慣など)
 
 
日本文化には世界が賞賛する多くの美徳があります。ただ、それが行き過ぎて自分の心を擦り減らし、命を落とすほどにストレスや悩みをひとりで抱え込んで、精神が衰弱しては意味がありません。
 
 
その為にも、労働組合やメンタルヘルスのカウンセリングを受けるなど、サポートシステムを構築することも大切だと私は思います。
 
 
丙午の今年、
亡き弟の魂と共に生きます。
 
 
佐藤馨一の姉
ロッソ加奈子
 
 

 

 

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