
本日の記事は、今、代理出産で話題のカンボジア国籍の取得要件と方法です.
テレビ朝日のモーニングバードでも説明しましたが、テレビでは言えないこともありますし、このブログでさらに詳しくお話ししましょう。
「学問に王道なし」ですが、お金さえあれば何とでもなるのが、カンボジアです。
まず、表ルートの一般人コースとお金次第のリッチマンコースをご紹介します。
(一般人コース)
カンボジア国籍を取得するには、次の条件を満たす必要があります(カンボジア国籍法8条)
1 国籍取得申請者が素行良好であること
2 過去に犯罪歴がないこと
3 連続する7年の居住の事実があること
4 国籍申請時に居住の事実のあること
5 カンボジア語を話すことができ、かつ、カンボジア歴史の知識を有し、カンボジア社会に調和できること
6 心身ともに健康であること
本当は、なかなか難しいでしょ。
なお、12億5000万リエル(31万2500ドル)以上の投資をし、政府(開発評議会)から証明書を有する場合やこれに匹敵する場合でも「7年の居住要件」が不要になるだけです(10条、11条)
(リッチマンコース) 別名 地獄の沙汰も金次第コース
カンボジア王国に10億リエル(25万ドル)を寄付して、申請者がカンボジア王国政府にとってメリットがあると判断された場合には、相当額のチップ(アンダー.ザ.テーブル)の提供により、ほぼ無条件で誰でもカンボジア国民になれます(12条、13条)。お金次第で諸条件には目を瞑るということです。
簡単に言えば、前科があっても、カンボジア語話せなくても、永続的に居住してなくてもカンボジア国籍が取得できます(笑)
以上は、法律に定められた正規の条件に準拠した場合のルートです。これ以外のルートがあるのがカンボジアらしいところです。
世の中、「25万ドルも寄付するの嫌だな半分以下にならんかな?」と言う方もおられる訳です。
また、国籍を管轄する省のお偉いさんも「政府に寄付する金があるなら、俺に欲しいな!職権使って俺ならなんとでも出来るし!」とかなりまして、本来政府に入るべきお金がポケットに入ったりして○○万ドルで国籍取得という裏ルートもあったりするわけです。
さらに、ややこしいのが裏ルートを名目にした国籍取得詐欺もあります(笑)
カンボジア王国政府の腐敗指数は、かなり高く、コネクションがありますと平然とこういう話を持ちかけてきます。私もお偉いさんにカンボジア国籍の取得を勧められましたから(笑)。
(そのブログは、こちら)
実際、カンボジア国籍を取得している元日本人?は、前科があったり、カンボジア語も話せないし、居住要件を満たしていない人もいます。
カンボジア国籍を取得しているということは、前記言った表ルートかリッチマンコースのいずれかです。
例の代理出産のお金持ちの男性(24歳)のカンボジア国籍もどちらかのルートということです。
なるほどと思われましたら、下の「カンボジア情報を」クリックをいただけると幸いです。



カンボジア国籍取得、お望みですか?
お望みなら、私までご相談ください(笑)