■ファーマフーズ <2929> 1,157円 +148 円 (+14.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ファーマフーズ<2929>が急反騰。前週末5日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を110万株(発行済み株数の3.80%)、または10億円としており、取得期間は1月9日から24日まで。同社では現在の株価水準はディスカウントされている状況であるとみており、適正な株主価値の実現を図ることを目的に自社株買いを実施するとしている。
■リケンNPR <6209> 2,666円 +308 円 (+13.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
リケンNPR<6209>が5連騰し上場来高値を更新した。5日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、投資会社のMI2(東京都渋谷区)と共同保有者によるリケンNPR株式保有割合が5.05%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが流入したようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うことで、報告義務発生日は23年12月25日。
■コメ兵ホールディングス <2780> 4,590円 +530 円 (+13.1%) 本日終値
コメ兵ホールディングス<2780>が大幅高。午前11時ごろ、2023年12月度の月次売上高を発表。前年同月比54.6%増と高い伸びを示したことから、これが評価され買われた。免税売上高比率は15.2%(11月度は13.3%)だった。12月25日まで「Christmas SALE」を開催した。
■オプティム <3694> 932円 +98 円 (+11.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
オプティム<3694>が急騰。スマートフォンやパソコンなど端末デバイスの管理・運用サービスを法人向けに展開している。ネットワークカメラを活用してリアルタイムで画像解析ができる「OPTiM AI Camera」がエッジAIの戦略商品として期待が大きい。足もとの業績は好調を極めており、24年3月期営業利益は前期比11%増の19億3900万円と2ケタ成長で3期ぶりの過去最高益更新を見込んでいる。また、同社の場合、収益の書き入れ時が下期に偏る傾向があり、通期業績は更なる上振れの公算もある。
■ディー・エヌ・エー <2432> 1,511.5円 +126.5 円 (+9.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
ディー・エヌ・エー<2432>が反発。前週末5日の取引終了後、持ち分法適用関連会社でタクシー配車アプリを手掛けるGO(東京都港区)が株式上場に向けた準備を開始すると発表。これが買い材料視された。ディーエヌエは2023年12月末時点でGO株を25.75%保有している。上場の予定時期、市場などについては未定。
■セリア <2782> 2,670円 +195 円 (+7.9%) 本日終値
セリア<2782>が4営業日ぶりに反発。同社は5日取引終了後、23年12月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比2.7%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。既存店の客単価は同0.7%減となったが、客数が同3.4%増と4カ月連続でプラスとなったことが寄与した。なお、全社ベースの売上高は同7.0%増となった。
■ダイセキ <9793> 4,235円 +300 円 (+7.6%) 本日終値
ダイセキ<9793>が急反発。前週末5日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を660億円から680億円(前期比16.0%増)へ、営業利益を142億円から148億円(同16.4%増)へ、純利益を88億円から92億円(同6.1%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を30円から36円へ上方修正したことが好感された。子会社ダイセキ環境ソリューション<1712>が手掛ける土壌汚染処理関連事業で、継続して高付加価値案件の受注やコンサルティング営業に注力したことにより、中京・関東・関西エリアでの大規模土壌処理案件が業績に大きく貢献した。なお、年間配当予想は66円(前期60円)になる。同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高536億1500万円(前年同期比21.7%増)、営業利益119億4400万円(同21.5%増)、純利益73億9800万円(同11.2%増)だった。
■サイゼリヤ <7581> 5,480円 +330 円 (+6.4%) 本日終値
サイゼリヤ<7581>は大幅続伸。前週末5日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比23.4%増と26カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同19.9%増と牽引。客単価も同2.9%増と上昇した。なお、全店売上高は同21.8%増だった。
■マネックスグループ <8698> 739円 +42 円 (+6.0%) 本日終値
マネックスグループ<8698>やセレス<3696>が高い。足もとでビットコイン価格が上昇基調を強めており、前日8日には1BTC=4万7000ドル近辺まで急伸し昨年来高値を更新した。近く米証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物ETFを承認するとの思惑が高まっていることが背景にある。ビットコイン取引活発化への期待から、仮想通貨(暗号資産)交換業を手掛ける両銘柄に買いが入っている。
■F&LC <3563> 2,978円 +142.5 円 (+5.0%) 本日終値
FOOD & LIFE COMPANIES<3563>は大幅高で3日ぶりに反発。5日に発表した12月度の月次情報で、国内「スシロー」ブランドの既存店売上高が前年同月比25.4%増の大幅増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同25.2%増と大幅に増えたことが牽引。一方の客単価は同0.1%増だった。なお、全店売上高は同26.9%増だった。