簡単に言うと、敬語は下記の種類があります。
・尊敬語
・謙譲語
・丁重語
・丁寧語

■ 尊敬語というのは、
Nが動作や状態の主体であり、Nに敬意を表わします。

尊敬語の形式には、
①尊敬語独自の動詞を使うもの、
②「おVになる」の形を取るもの、
③「Vれる/Vられる」の形を取るものがあります。

(1)山田さんはおそばを召し上がりました。
(2)田中さんは毎朝、新聞をお読みになります。
(3)中田先生がこの本を書かれました。 
(4)あの方は東京駅で降りられます。

■ 謙譲語は、
動作の主体(N)を低めることによって、相対的に動作の受け手に敬意を表わします。

謙譲語の形式には、
①謙譲語独自の動詞を使うもの、
②「おVする」の形を取るもの・「ごVする」の形を取るものがあります。

(5)わたしはきのう渡辺社長のお宅を拝見しました。
(6)わたしがかばんをお持ちします。
(7)係員がご案内します。


■ 謙譲語と丁重語の違い、
敬意の対象が違うので注意が必要です。例として、「参る」と「うかがう」の違いを確認します。動作の受け手が存在しない(14)’の場合、謙譲語の「うかがう」を使うことができません。また、(14)’’はまちがいではありませんが、「先生」は敬意の対象になっていません。

(14)先日試合で大阪に参りました。
(14)’×先日試合で大阪にうかがいました。(14)''先日先生の研究室に参りました。
(14)'''先日先生の研究室にうかがいました。


■ 敬語は基本的に次のようなときに使われます。
・目上の人(店員から客、学生から教師、職場の上司、年上の人など)と話すとき 
・知らない人や親しくない人と話すとき 
・改まった場面で話すとき

■ 余裕があれば
聞き手が敬語を使う必要のない人物である場合には尊敬語・謙譲語が省かれる傾向があります。たとえば、聞き手が親しい友だちの場合、例文(5)は次のように言うことも多いです。
(5)’わたしはきのう渡辺社長の家を見たよ。
■ 注意
敬語を使うときに注意しなければならないのは、「ウチ」と「ソト」の概念です。たとえば、日本語では家族以外の人との会話の中で家族を高める表現を使いません。これは、家族を「ウチ」として扱っているからです。「ソト」に対して話すとき、「ウチ」の者を高めることはしません。さらに、自分の所属する集団・会社・組織などに属する人についても同様に「ウチ」として扱うことがあり、たとえば、会社では社外の人との改まった会話では社長について述べるときも謙譲語を使うのがふつうです。
(15)他社の社員:渡辺社長はいらっしゃいますか。
       渡辺の部下:渡辺はただいま外出しております。











■ その他
「いる」の「Vられる」にあたる形は「おられる」です。


参照(中国語):
参照(日本語):
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ja/gmod/contents/explanation/092.html