首都圏や大阪だと、周りで中学から中高一貫の私立へというご父兄が増えているように感じます。もちろん、その選択自体をどうこう言うつもりもありません。ただ、子供への弊害として何があるのかを考えてみたいのです。

 

うちの娘は、小学3年生になるとき、つまり小学2年生の時に「塾に行きたい」と自ら言い出しました。私自身が塾が好きではなかったので、「何のため?」と聞いたんです。

 

すると、彼女の答えは、まだまだ漠然としていて「勉強がわかるようになりたい」とか、そのレベル。私は、「4年まで待て。それで気持ちが変わらなかったら考える」と約束したんです。

 

そして、1年。娘はやはり「塾に行きたい」と。今回は理由があったんです。

 

「○○ちゃんに、勉強で負けて悔しい。勝ちたいから。」

 

まあ、子供らしいと言えば子供らしいのですが、ライバルがいてこその向上心。今回は認めざるを得なかった、というのが我が家の例でした。

 

大切なのは、小学生だからと、親が決めないこと!実は、多くの家庭で塾に入れる入れないを親が決めています。これだと、子供のころのお稽古事と同じ感覚で塾に通ってしまいます。面白ければいいですが、退屈したならモチベーションなんて何もなくなります。

 

勉強が嫌いだ。そういうお子さんの多くは、幼少のころから勉強を強制されているのも事実。子供の意思をしっかりと受け止めてあげることが第一歩だと私は思います。