アメリカでの日本語教育、特に中学校、高校での選択科目としての日本語教育は課題も多く、勉強になることが多々あった。今まで以上に、「なぜ日本語なのか」ということを深く考えた2年間だった。
1年目で流れを見て、2年目で徐々に現地に必要であろうものを足したり、要らないものを引いたり試行錯誤して、慣れてきた頃に日本に帰ることになる。配属先や生活に慣れたころに去らなければならないのは、決まっていたことだが名残惜しい。しかしいつまでも今の身分でいるわけにはいかないし、始まりがあればいつか終わりは来る。そして終わりがあるからこそ1日1日の有難みがわかる。
「ああしておけばよかった」「ああしなければよかった」と後悔することはある。後から悔やむから後悔なのであって、先に悔やむことはできない。でもそこから何かを学べたのなら、結局それでよかったのかもしれない。
「ここに来たのがあなたでよかった」と言ってくれる人たちがいるだけで、自分がここに来た意味はあったと思える。そう思ってもらえたのは、今までの日々があったからだ。そしてここでの日々は、次に出会う誰かの為になる。
また新たな生活の始まりだ。
シンクロニシティ/朝日出版社

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