今日
どこから書き始めていいか、、
それさえもわからない状態で今、ブログの投稿画面を開いています。
まず、単刀直入に言わせてもらうと、僕の父は癌におかされています。
「癌」とは皆さんにとってどんなイメージのものですか?
僕のイメージは「とても厄介で、危険な病気」です。
けして皆さんも「癌」について良いイメージはないでしょう。
父親は、その「癌」になってしまいました。
癌と親父が宣告されたのは先週。僕はその事を親父からでなく、母親から聞きました。
電話の向こうで不安そうに
「お父さんは、癌になっちゃったみたいなの・・」
と、つぶやく母の声がまだ残ってます。
「でもね、早期発見みたいだから、レーザーで焼くだけで大丈夫みたいよ。」
母は僕に癌の事を伝えながらも、自分の不安をかき消すようにそう言いました。
「癌を早期発見できた。」
ここだけを聞くと、「あ~、よかった、、親父は無事に退院できるんだ。」
そう思うでしょう、現に僕はそう思いました。
でも、「癌」という病気はそんな甘いものじゃないみたいです。
父親から発見された癌は「肝臓癌」というもので、きることができなく
100%完治とはいかないみたいです。
私は
「早期発見だから大丈夫」
その知識だけで今日お見舞いにいったんですが
親父の顔がどこかすぐれない。
父は僕の顔を見て
「○○、来たか。移動しよう。」
と、病室のベットから起き上がり談話室へ案内してくれました。
イスに座り、やはり顔色のすぐれない親父。
「どう?体調は?」
僕の問いに対して
「あと5年の命だ・・」
そう答えました。
一昨日くらいに医師から
「5年の命は保障できるが、あとは自分次第だ。」
と言われたそうです。
僕は返す言葉に困りました
初めは冗談だと思ったが、そんな感じはしない。
少しの沈黙のあと
長男が現れました。
スーツ姿で、仕事の合間をぬって毎日駆けつける兄貴。
兄貴の顔を見て親父も少し嬉しそうな顔をしました。
しばらく三人でテレビを見ながら話、
父が
「寝てばかりで、足がなまる」
そう言ったので、病院の隣にある公園へ散歩に出かけることにしました。
公園にある二人用のベンチ、そこに親父と兄貴が座り
懐かしい話や、公園ではしゃぎまわる子供の話をする。
僕はそんな二人の背中を後ろにすわり眺めていました。
途中兄貴が
「お父さん、どっか行きたい所ない?」
親父「ないよ、暑いし」
兄貴「いや、別に今じゃないよ 笑。冬とかでもさ、、、
北海道とか行ったことある?」
僕はそんな二人の会話を聞いてて、泣いてしまいそうになった。
兄貴の親父に対する気持ち、温かさ、やさしさ
全部がストレートに僕の胸に入ってきて、、、
兄貴はタバコが大好きで、まさにヘビースモーカー
これは親父も同じで、今こそは癌のためやめていますが
以前は一日に何箱もすってました
でも、今回の入院をきっかけに
兄貴「お父さん、俺もタバコやめるから、お父さんもタバコやめようね」
親父「ああ」
そんな話になったそうです
僕はこのタバコの話は本人達から聞いたわけでなく
母に電話で聞かされたんです。
その時も母は泣きそうな震えた声で僕に教えてくれました。
母も兄貴の親父への気持ちが嬉しかったんでしょう。
親父が席をはずし、僕と兄貴だけになった時
兄貴は
「お前知ってるか?お父さんの病気のこと」
僕「うん、あと5年って言ってた。」
兄貴「そうか、聞いたか。肝臓癌ってのは100パーセント完治無理らしいだ、
5年生きる確立は60%、10年生きる可能性は18%、そう医者は言ってた。」
ここで僕はまたショックを受けました
兄貴が口にした具体的な数字、
そこから考えて10年は生きるのは難しい。
兄貴「一番ショックを受けてるのは親父なんだよ。親父は直接医師に余命を告げられたんだから。
俺達が険しい表情や、悲しい顔しちゃダメなんだよ。お父さんを笑わせてあげなくちゃ。
笑うのはすごい良いことなんだから」
僕「だよね、、わかった。」
その後、兄貴は笑顔でそっと
「親孝行しなくちゃな。」
僕に言ってきました。
親父は僕らの前で強がっているけど、たまに
「死ぬのかな。」
そんな不安を口にします。
そのたびに兄貴は
「なに言ってるの~、大丈夫だよ 笑」
笑顔で返してあげます。
僕はこのとき、もう涙を我慢するので精一杯でした
今週で検査入院を含めて一ヶ月となった親父
顔色がどんどん悪くなっているのがすごくわかる。
目が黄色くなっているのは、肝臓が悪い事を意味しているらしいのですが
まさに親父の目は黄色くなっています。
6時になり、親父に別れを告げ病院を出る
兄貴が車で近くの駅へ送ってやると言ったので
お言葉にあまえ車に乗り込みました。
兄貴「さっきも言ったけど、お前がそんな不安な顔しても仕方ないんだよ。
お父さんを笑わせてあげなくちゃ。
お父さんは苦労沢山してきたんだから、少しは楽しい思いをさせてあげなくちゃ。」
僕「そうだね、、、沢山苦労してきたんだもんね。」
親父は確かに苦労の連続の人でした、そのストレスが肝臓に来てるのかも
それくらい苦労のなか生き抜いてきた人です。
どんな苦労かはここには書きませんが。
兄貴「お母さんに電話してる?」
僕「一昨日したかな?」
兄貴「お母さんもすごい不安で泣いてるよ、お父さんがかわいそうだ・・かわいそうだ・・って
この前電話したとき泣いてた。」
僕「うん。」
兄貴「だからお前も大学の合間をぬってバイトして、あまり親に不安かけるなよ。」
僕「うん、、、」
自分の食費、遊ぶお金くらいは自分で稼ごうと強く思いました。
明日は次男が病院へお見舞いに行くそうです
僕は手術をする明後日、明々後日にまた病院に行く予定です。
長男は毎日病院に足を運び、疲れいるらしく明日は少し顔を出すだけと言ってました。
親父の病気も気になるけど、次男も最近体調を崩しているらしくそちらもすごい心配です。
明後日の手術がうまくいきますように。
