「黒髪の乙女」に密かに重いよ寄せる「先輩」は夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は頻発する“偶然の出会い”にも「奇遇ですねぇ!」というばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性あふれる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞二位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作!(『夜は短し歩けよ乙女』巻末より引用)
今回は森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」を読ませていただきました。
感想を一言で言うと
「なんて不思議でキュンときて、オモチロイ本!」
です。
柄にもなく「キュンとくる」なんて言ってしまって、少し恥ずかしい…。
テーマをファンタジーにするか、恋愛にするかで多少迷ったのですが、やはり私がこの本に心を動かされた恋愛にさせていただきました。ファンタジー色もつよく、その方面でも十分に楽しませて頂きましたが。
さて、この本の見所をいくつか挙げてみたいと思います。
先ずは、一途な恋愛や、心の揺れ動く様。
こんなにも純粋に男女の恋愛を応援できたのは久しぶりです。
「先輩」は「黒髪の乙女」に好意があるわけですが、まあ、まあ、なかなか伝わらないんです。思わず本を握り締めながら「頑張れ!早くくっつけ!」と思ってしまうほどに。
そして、「黒髪の乙女」の純粋な可愛さ。
こんな純粋で可愛くて、抱きしめたくなるような子、この世にはそうそう居ません、少なくとも私はお会いしたことがありません。
本を読んでいる間にも汚れた心が浄化されてゆきそうでした。
願わくば私もこんなふうに、純情で心優しい乙女になりたいものです。
最後に、「先輩」や「黒髪の乙女」以外のキャラクターにもあるキャラの濃さ!
いや、本当に、キャラが濃いんです。「四畳半神話大系」というお話があるようで、そのキャラクター達との同作者クロスオーバーみたいなもので、まあ、クロスオーバーとはちょっと違うんですけど、やっぱりこの本を読んでいれば必ず「推し」が見つかると思います。
ちなみに私の推しは学園祭事務局長です。
まあ、そんなわけで、とってもオモチロイ本でした。
お恥ずかしいことに読了後に知ったのですが、どうやらアニメ映画にもなってるそうですね!なんでも黒髪の乙女は花澤香菜で、推しである局長は神谷浩史とか、それはまあ豪華な声優陣だとか。今度是非借りて映画も見てみたいものです。機会があれば、映画の感想もかけたらいいな。
「四畳半神話大系」も、興味がわきました。本屋で表紙にヒトメボレして買ったのに、随分良い買い物が出来たと思います。
なむなむ!




