君に出会った、あの瞬間
僕の心がぐっと、引き締まった。
あなたに出会えて、僕の人生は
ガラリと、変わった。
あなたは、僕に出会ったとき、
僕と、同じようなことを、
  考えて、いましたか・・・
僕は、あの瞬間から、
君に、恋をした。
僕は、毎日眠れません
あなたのことで、頭がいっぱいです
あなたが、僕のことを、
どう思っていたとしても、
僕は、あなたが、大好きだ
 そんな気持ちに、あなたは・・・
 
気づいて、いましたか・・・
いつもと変わらない、メールが来た。。。


 それは・・・幼馴染の親友のメアドだった・・・
 しかし、送ってきたのは・・・

彼の母だった・・・

  それは、、、彼が事故死したという
 連絡であった。。。

 僕には・・・
何がなんだか・・・分からなかった・・・・


 彼とメールしたのは、先月・

喧嘩して、イライラしながら言った・・・  


   「死ねくそ、お前なんていないほうが、ましだ。」

 このメールであった・・・。


 彼は・・・
それ以来、メールしてこなった。

 
 僕は、後悔した・・・。

 「何で・・・何であんな事を・・・」

 そう思った・。


彼は、遠い町に住んでいた。
  そのため・・・

 葬式にさえ、行けなかった。。。

僕は思った。
  (何であの時・・・ 喧嘩してしまったのだろう・・・
      何で、あんなくだらないことで・・・
  喧嘩してしまったんだろう・・・
     何で・・・あんな言葉が、最後なんだろう・・・)

 そう思った。。。

そのまま、どうすることも出来なかった僕は・・・
  ある事を、思い出した。

 彼にもらった・・・
   キンホルダー・・・・

  「あれを、どっかにしまった!
      どっかにある!」

 僕は・・・  彼とのおそろいの、キンホルダーを
   首からさげ、取れないようにした。

 「あいつは、ここに居る。」

  そう信じて・・・。


 あれから、20年ほどたった。
 まだ、彼とのキンホルダーは
首から、ぶら下がっている。

  もちろん僕は、彼のことを
 しっかりと、覚えている。。


  ある年、僕は彼が住んでいた町に行った。
 
 彼が住んでいた場所には、弟さんが一人で住んでいた。


「久しぶりだな!
   覚えてるか? 龍駕だ!」

 彼は、僕のことを
覚ええてくれていた。

  「元気にしてか!」

  僕は、20年前に戻ったかのように
 はしゃいでいた・・・。


 「あいつの部屋・・・ 
    まだあるか?」
 
 僕は、なぜか聞いていた・・・。

 「ありますよ。。。
    お兄ちゃんが、死んでから・・・
   誰もさわっていない部屋が・・・」
  弟さんは、悲しそうに言った・・・。
 「よかったら・・・ 
    兄貴の部屋を・・・
   片付けてやってくれませんか!」
  弟さんは・・・
 なき目になりながら、そう頼んできた。。。
 僕はもちろん
  「片付けさせてもらうよ」
 そう答えた・・・。

  彼の部屋は、まだ子供らしい部屋だった。。。

 そして・・・
   壁には、僕と撮った
 写真が、飾られていた・・・。
  なぜか分からないが、涙が溢れ出してきて
 止まらなかった・・・。
 
  そして・・・
 掃除をしていると・・・
  彼の・・・
 日記があった・・・。
  それは、なくなるその日まで
 書き込まれている物だった。
  そこには・・・
 喧嘩した日のことから
  何もかも、全て書き込まれていた。

 そこには、喧嘩した時のことが
こう書かれていた。。。

  今日、幼馴染の親友とつまらない事で
 喧嘩してしまった。。。
  喧嘩した理由は、、、
 僕が、メールを返し忘れていた事から
おきてしまった・・・

  僕は、悪気はなかったんだ
 あの瞬間、僕の叔父がなくなってしまったのだから・・・
  この事を、あいつに話そうとしたが
 あいつは、聞いてくれるまもなく
  僕に、「死ねくそ、お前なんて居ないほうが、ましだ」
 こう言って、メールをやめてしまった・・・。

  ちゃんと話そうとしたのに・・・
 でも、親友にしっかりと伝えられなかった
   俺が悪いんだろうな~
  ごめんよ、龍駕(汗)
 でも、きっと分かってくれるって!

  このまま、分かってくれるまで
 触れないでおこう。。。
   俺らは、いつまででも
  親友だぜ!龍駕!

 っと・・・
書かれていた・・・
 僕は・・・
涙が止まらなかった・・・。
 あの日・・・
あいつの叔父がなくなっていたなんて
 まったく知らなかった・・・。

「あの時・・・あいつの話をしっかりと
   聞いていれば・・・
  あんな喧嘩・・・
 しなくてすんだのに・・・。
   俺って奴は・・・。」
 そう小声で、僕はつぶやいた・・・。

  それから僕は・・・
 机でないたまま・・・・
   夜をすごしてしまった・・・

 その時見た夢に・・・
   親友の朱雀が出てきた・・・。

 そこで、彼と仲直りして・・・
あの時、しっかりと話を聞かなかった事を謝り・・。
  伝えたかった事を、全て話した。。。
 なんだか・・・
あの夢に出てきた朱雀は・・・
  夢の中で僕が作り出した物ではなく・・・
 彼が・・・
本当に居たような気がした・・・。