≪ 回 想 ≫2012/9/8(土)
『布教活動』、これは控えないと、ですね
お部屋のメンバーは明るくて楽しい人達で、挨拶もおしゃべりもたくさんしました
窓側のKさん、乳がんでがんの転移を繰り返し浮腫もありマッサージをされてました。聞き上手で、いつもニコニコ穏やか。絵がとても上手で窓から見た景色を描いたものを見せてもらいましたか、とっても素敵な絵でした
反対側の窓側のYさん、乳がんでもともと糖尿病も患っているとのことでした。明るくて手芸が好きで手作りのかわいいストラップをみんなに配ってました
ただ、Yさん、ひとつ問題が
そう、布教活動が凄かった
まず、パンフレットを渡されました
その後は、とにかく世間話をしたあとで、是非一度お寺に来てねと
体調が落ち着いたら、まずは、パンフレット見ておきますね~
考えておきます~
と、かわしていました
私は無神論者ではなくて、無宗教です
なにか、大きな力みたいなのはあると思うのですよねだから、どれも正しいと思います。いいものを勧めたいという気持ちもわかるんですが
この日の夜、いつものようにKさんとYさんが、楽しそうにお話ししているのが聞こえてきました
すると、案の定、Yさんの布教活動が激しくなり、Kさんやんわりと断ってました
「あなたが自分にあったものをみつけて、信じているのはとてもいいことだと思うの。でも、私には勧めないでね」
おー、大人だ
こうやって、優しくでもはっきりと断るのはいいなぁー、と聞いていました
するとですよ
Yさん、やっちゃいました
「そんなんだから治りが悪いのよ!」
ん?
数年前からお寺に通ってるあなたも、乳がん&糖尿病を、患っているわけなので、お寺に行けば病気が良くなる治りが早くなるって言うのは残念ながら説得力ゼロ
そもそも、信仰心が強ければ絶対に病気にならないと言うことではないと思うわけで
そして、その言葉は病気でからだも心も弱っている人に言ってはいけない言葉ですよね
しかも、あなた、あなたも同じ痛みを…
いったいお寺で何を学んで…
そして、私は心の中に、とても神様に聞こえてはいけない台詞が浮かんでました
「(治りが悪いのは)おまえもな!」
どうか、こんな汚い言葉を思い浮かべてしまったことを、お許しくださいませ~