4～6月のアニメ。
何よりニコ動のサービス停止が響いて最後まで見届けなかった作品もいくつか。
いや、ニコ動以外にもプラットフォームはあるだろ、テレビもあるだろって話ですが
それまで習慣付いてたもので。
そんな中、ニコ動停止後もAbemaで最後まで見届けたのは今期ベストの「忘却バッテリー」、
それから「夜のクラゲは泳げない」、「変人のサラダボウル」、
あと今期ワーストの「アイドルマスターシャイニーカラーズ」。
「忘却バッテリー」は完璧だったと思う。
記憶喪失という設定こそぶっ飛んでるけどそれを十分に生かすシナリオと、
そのパワーを何倍にも増幅させる宮野真守の演技。
これに対する梶裕貴や阿座上洋平のツッコミの演技も素晴らしい。
そういったギャグ要素だけでなく青春とかスポ根の部分もしっかり描かれていて、
それに説得力を上乗せしてくるアニメーションの素晴らしさもあって。
ついでにテーマソングもOP/EDどちらも素晴らしかった。
「夜のクラゲは泳げない」は終盤にかけて多少失速した感があるけど、
それでもキャラも演出も良くて十分にドラマとして面白かったな。
「変人のサラダボウル」はあまり話にまとまりがなくて
特に何か言いたいことはなさそうだったけど、
個々のエピソードはテンポが良くて面白かったな。
岐阜が舞台という意義はあんまりなかったような・・・。
「シャニマス」についてはさんざん触れたけど、
歌のパートはともかく、そこに至るまでのドラマ要素が薄すぎた。
重苦しいような挫折とそこからの復活にしても、
あるいは「U149」みたくほっこり日常系テイストで描くにしても、
いろいろあっただろうに。
他は何があったかな。
「終末トレインどこへいく？」はハチャメチャな世界観だったけど、
コミカルな要素もあって面白かったな・・・と言いつつ、
こういう作品こそちゃんと結末を追いかけろって話ですが。
「ゆるキャン△ SEASON3」は正直これまでほどではなかったかな。
メンバーそれぞれが経験を積んでソロキャンをやることが増えたわけですが、
「そうじゃないんだよ、もっと野クルでキャッキャしてるところを見たいんだよ」って
もどかしくなっちゃったね。
「ガールズバンドクライ」もこれまで触れた通り。
自分的にはCGもキャラ設定も楽曲も肌感に合わなかったので脱落したけど、
それでも「MyGO」や「ぼっち・ざ・ろっく！」のガールズバンドアニメの
ムーブメントを追い風にして確実に爪痕を残した印象。
川崎が舞台になっていますが、川崎駅にポスターが貼ってたし、
今度川崎で行われる音楽フェスにトゲナシトゲアリが参加するみたいだし。
こちらは中の人が演奏するからこれもまたインパクトを与えそう。
「喧嘩独学」はいじめられっ子がのし上がっていく展開と
配信で人気を獲得していく今っぽさが良かったけど
やっぱり韓国由来のキャラデザインや世界観で違和感が拭えなかったり、
本分であるバトルシーンの躍動感が徐々に減っていったのが惜しかったかな。
「怪獣8号」は序盤こそワクワクさせられたけど
なんか徐々に失速した感覚。
時折入るギャグっぽい演出もしっくりこなかったし。