『謙虚に全力』かぁ。
なんでもっと早くに思い出せなかったんだろう。
これは今から6年前に使っていた概念。
『謙虚』でいることで人と自分を比べる事がなくなり、緊張しなくなる。
しかし『謙虚』のデメリットは人に自分のプライドを譲ってしまう所。
『謙虚』でいると楽だが、どんどん自分の地位は下がっていく。
他人に馬鹿にされやすくなる。
そのデメリットを克服する概念が『全力』である。
『全力』単体では疲労感が常に付きまとうし、変な緊張感も生じてしまうのだが『謙虚』とセットで使うことによって互いのデメリットを打ち消しあい、メリットだけを増幅させることができる。
『謙虚』は他人と自分を比較する事を止めさせ、堂々と緊張せず相手に向かっていくことができるようになる。
何故なら、ダメ元の精神になっているからだ。
チャレンジャー側の精神であり、誠実に上達を望む正しい立場に立つから、緊張しなくなるし、不安感もなくなる。
さらに真っ直ぐ生きているという実感も出る為、『謙虚』はとても役に立つ。
ただ『謙虚』で居続けると他人の悪意に鈍感になるため、『謙虚』単体で用いるのはあまりお勧めしない。
他者に馬鹿にされやすくなったり、自分の能力が向上しない可能性も出てくる。
そこで登場するのが『全力』である。
『全力』の溢れ出る向上心によって『謙虚』のデメリットを克服。
相手より自分は下の立場であるという仮定によって、正面から正々堂々と何の気兼ねもせず、相手に噛みついていけるようになる。
これは中々良い。
勝たなければいけないというプライドがないので、堂々と動けるし、それにプライドはないが『全力』なので向上心はちゃんと存在する。
だから努力できる。
プライドは無いが努力できるという状態が生まれる。
これは強い。
ただ向上だけを求めて行動できるようになるということだ。
だから私は『謙虚に全力』『ゆっくり止まる』『普通に紛れ込む』を用いる。