頑張った末の結末がこれか。

私が選び取った今は無惨そのものだ。

私はこのまま年をとってつまらぬまま死んでいく。

何の夢も果たせないまま。

過去は確かに輝いていた。

たがその輝きを奪ったのは自分自身だ。

ここから這い上がる自信も力もない。

もう色々と疲れた。

だからと言ってどうこうという訳ではないけども。

夢を叶えられない自分に心底あきれた。

このまま終わっていくのは嫌だけど、何か新しい事を始めるのも怖いから嫌だ。

臆病だって人は笑うだろう。

それで傷付くけど、それでも挑戦しないんだから私の臆病さ加減といったらないだろう。

それでも私は生きていく。

過去の栄光に縋って、道行く人に馬鹿にされながらも。

何の志も持たぬまま、あらゆる人間に負けながらも、それでも生きていく。

不平等で不当で、矛盾していても、本当はもっとできるとしても動かない私は永遠にこのまま生き続ける。

それが正しいのか?

正しくないことなんて分かってる。

じゃあ、動き出そうともならないのは、私が疲れているからだ。

こんなことを考えては、いつぞやの選択を後悔することにほどほど疲れた。

もういい。

これでいい。

現状維持。

現状維持をしても何も楽しくなかったとしても、臆病な私の選択肢はこれしかない。

これしか。

嗚呼、無情。

嗚呼、寂寞。