ズンズン太郎は現在ポートフォリオメインの日本株より前にアジア株で株を覚えました。
そのなかから保有中の銘柄、チェックしている銘柄を少しずつ書いています。
今日は>マレーシアの企業です。

アジア経済危機のあった1997~1998年にかけてのチャートを見てみると、マレーシア市場の不動産、金融関連はまさに崖のような下落をしています。外貨引き揚げ、金利急上昇、不良債権急増懸念などが一気に表面化し、一民間企業の力ではなす術もないというのがその頃の印象でした。(ズンズンは大学生でしたが単価の安いアジア株で株の手習いを始めていました)

経済全般は現在立ち直っていますが、外需に依存するエレクトロニクス関連に比べて、銀行株不動産株はなかなか上値が重い動きを続けています。(1997年の高値を抜いている銘柄はほとんどありません)
そんななか IOI PROPERTIES という不動産会社は唯一」といっていい動きをしています。
もともとプランテーション用だった敷地を安い簿価で保有していること、有利子負債がすくなかったこと、財務指標を重視した経営計画、都市周辺開発などの上手なマーケティングなどが好業績の背景にあるのでしょう。

日本のバブル崩壊、アメリカの世界恐慌に劣らないショックを経済に与えた出来事でしたが、どの時代もそこから力強く立ち直ってくる会社があります。
より筋肉質になったその会社は長期投資に値する資格を持っているかもしれません。


IOI PROPERTIESのチャート