次の日、ようやく甲状腺外科の担当医に診てもらう事ができました
新患だったせいか３時間ほど待ちました
担当の先生はちょっとお疲れ気味
な感じでしたが、
手術内容、術後の後遺症や治療についてすごくわかりやすく説明をしてくれました
手術内容 (私の場合です)
左頸部リンパ節に複数の腫れがあり、転移と思われる。
甲状腺からはがん細胞が出ていない→今日の診察後もう一度針生検しましょう
甲状腺を残す道もあるが、すでにリンパ節転移のあるずんどおには不向き。
甲状腺の全摘をして、リンパ節転移のある左側のみリンパ郭清する。
外側区域のリンパ節に転移がある、しかも結構上の方にあるので傷は逆Ｌ字型になる。
術後の後遺症
甲状腺を全摘するので甲状腺ホルモンを出せなくなる。一生ホルモン剤の内服が必要。
甲状腺には副甲状腺がくっついてるから一緒に取れてしまう。米粒くらいのサイズだから見つけられないこともある。
副甲状腺は自家移植する。普通であれば４～５個あるんだけど、１個あれば十分らしい。
甲状腺周囲の筋肉とかに埋め込んでおくとまた働きだす。副甲状腺は血中のカルシウム濃度の調整役。なくなるとカルシウム値が低下してテタニーが起こる。なので、副甲状腺が復活するまではカルシウム剤を飲んで補充する必要がある。
反回神経が甲状腺のすぐ裏に２本あって、細くて非常にデリケート。ちょっと触れただけで麻痺してしまうことあり。麻痺すると声帯が動かせなくなる。片側だけなら嗄声、両側だと気管切開が必要になる。術後は一時的に声が出にくくなる。
その他・・・甲状腺近くには気管やら動脈やら大事なものがｒｙ
術後の治療
再発予防の目的で、甲状腺の細胞にのみ取り込まれるヨードに放射性をくっつけたカプセルを内服する。術後に残った甲状腺がんがヨードを取り込み、くっついていた放射線で癌細胞を破壊する。これは甲状腺を全摘した状態じゃないとできない。
こんな感じでした
傷なのですが、甲状腺術後の傷は皆さん「一」って感じで１年もすれば目立たなくなるっていう方が多数だと思います。とても羨ましいです
なので、逆Ｌ字と言われたのはちょっとショックでした
先生も横の傷は目立たないんだけど縦は目立つかな・・・なんて言ってました
ですが、再発の不安は少しでも軽いほうが良い視界クリアで安全に手術して欲しい
と思い、甲状腺の全摘と逆Ｌ字を選択しました
術後の後遺症なんかも怖い話ばっかです・・・起こりうることは全て説明しないといけないから
仕方ないのですけどね・・・
先生の腕を信じるっきゃない
そして、手術の日程を組む話になると・・・
「空きがないので空いたら連絡します。キャンセルがでれば早くなるし、長くて３か月待ちかな」と・・・
しこりさんと早くおさらばしたい・・・
「待ってる間に転移が広がる可能性ってありますか
」
「それは否定できません。」
・・・安心できる一言をもらいたかったけど無理だったー
さらにさらに、
「もし他の病院の方が早くできるかもしれなくてそっちが良いっていうなら、紹介状出しますから言ってください。」と言われました・・・塩対応
３か月しこりさんと一緒は辛そうだな・・・と思って他あたろうかとも考えたけど、
「紹介状は２週間くらいかかります。」って言われてなんじゃそらってなっちゃった
２週間後に病院変えて、さらにまた検査なんかしたり、手術待ちもあるだろうから・・・
結局同じくらいになるんじゃないってことで「ここで手術します」と伝えました。
あとは、他に転移がないかみるためのＰＥＴ－ＣＴを予約
やっと終わりかなと思いきや、針生検が残ってたー
甲状腺から癌が出てないのに全摘するのは・・・という理由でした。
２回目だけど慣れない４回刺されて終了・・・力尽きました