Matthew Sweet - Girlfriend (Special Edition) | あれこれ何とか好奇心

Matthew Sweet - Girlfriend (Special Edition)

今年に発売・入手した時に書きたかったんですけど、新譜に追われて遅くなりました。けど、せっかくなので書いてみました。


91年のギターポップの名作、Matthew Sweet(マシュー・スウィート)の3rdアルバム「Girlfriend」のSpecial Editionです

元々一枚だったオリジナルに、「Goodfriend」と名づけられた、当時発売元であったZooレコードがプロモーション・オンリーで製作した非売品CDがボーナスに付いた2枚組での再発です。双方ともリマスターされています。

詳しい解説がついた日本盤 も「レガシー・エディション」として今年の9月に発売されています。


詳細 → http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=11611


Matthew Sweet
Girlfriend  [Original recording remastered] [Special Edition]

試聴 ⇒ クリック


ディスク:1 「Girlfriend」
1. Divine Intervention
2. I've Been Waiting
3. Girlfriend
4. Looking at the Sun
5. Winona
6. Evangeline
7. Day for Night
8. Thought I Knew You
9. You Don't Love Me
10. Looking at the Sun
11. Don't Go
12. Your Sweet Voice
13. Does She Talk?
14. Holy War
15. Nothing Lasts
16. Good Friend [*][Demo Version]
17. Superdeformed [*][Demo Version]
18. Teenage Female [*][Demo Version]


ディスク:2 「Goodfriend」
1. Divine Intervention
2. Girlfriend
3. Day for Night
4. Thought I Knew You
5. Looking at the Sun
6. Does She Talk
7. You Don't Love Me
8. Someone to Pull the Trigger
9. I've Been Waiting
10. Winona
11. Girlfriend
12. Cortez the Killer
13. Isolation


彼のMyspaceから、このアルバムからの「Girlfriend」と「Holy War」が聴けますよ。2曲ともかなり良い曲です。「Holy War」は個人的に大好きです。

http://www.myspace.com/matthewsweetmusic



ポップながら生々しいギターを中心としたバンドサウンドが素晴らしかった、オリジナルの「Girlfriend」は当時リアルタイムで聴いて、その時から何度も本当に繰り返し聴いて、当時彼のライブに行ったほどでした。その時は遡って彼の初期のアルバム、「Earth 」や「Inside 」を集めました。

タイトルチューンの「Girlfriend」、「Looking at the Sun」、「Evangeline」や「I Wanted to Tell You」等、素晴らしい出来の曲ばっかりです。
(私は特に「I Wanted to Tell You」とやっぱり「Holy War」が好きだったですね~。)

私のみならず、今でもこのアルバムが特別好きなヒトは多いはずです。ここ に申し訳ないほどの感想をブログ始めた当初、記事に書きました。元テレビジョンリチャード・ロイドロイド・コールロバート・クワインリック・メンク(元ヴェルベット・クラッシュ)の豪華参加陣も話題でした。


で、ようやく公になった2枚目(ボーナスディスク)の「Goodfriend」の方は、オリジナルの「Girlfriend」中の曲のアコースティックやライブバージョンが中心です。アコースティックバージョンの1曲目の「Divine Intervention 」や5曲目の「Looking at the Sun、9曲目の「I've Been Waiting」や11曲目の「Girlfriend」のライブバージョンなど、申し分ない出来です。

Neil Young(ニール・ヤング)
の「Cortez the Killer」と、John Lennnon(ジョン・レノン)の「Isolation」のカバーが収められています。これもなかなか力の入った生々しい仕上がりが新鮮で良い感じです。

彼は今年、カバーアルバムの「Under the Covers, Vol. 1」(記事はこちら )を出しているだけあって、カバーの選曲や演奏センスは定評がありますので、ここは聞きどころだと思います。


哀愁のある雰囲気を織り交ぜながらも、とてもポップで聞き飽きることのない良曲が、少しラウドに生々しい音ながらもエッジが曲を殺すことなく効いているオリジナルの「Girlfriend」と、ラフで勢いのあるテイクの並びで一気に聞かせるボーナスディスクの「Goodfriendで2回美味しい今回の特別版です。

単なるボーナストラックの寄せ集めじゃない分、2枚目のGoodfriendだけでも充分楽しめる所が良いです。私もライブバージョンを聴いたときには、自分がライブに行ったときのことを思い出しました。(実際に当時、ライブで生で聴いたときは、もっとラウドなアレンジだったような記憶がありますね。)

私は勿論、思わず、音もクリアになったオリジナルの1枚目の「Girlfriend」も併せて聴いていますよ(笑。