2011年9月18日撮影 南信州、阿智村にて
イケマの葉裏で蛹化しているアサギマダラとアサギマダラの卵です。この日、蛹化しているアサギマダラを見つけたのですが、その横には卵もありました。この蛹化中のアサギマダラは、羽化できたかもしれないが、時期から考えると卵の方は成虫にはなれなかったと推測できます。現に、10月になって見つけた蛹で全然羽化しない個体がいました。幼虫の時代は動き回るので、野外での追跡は難しいのですが、蛹になってしまえば場所を記憶していれば羽化したかどうかはわかります。結局、室内に入れてみると、2,3日で羽化しました。(2度とやるつもりはありませんが) 阿智村で5月後半から見ることのできるアサギマダラは、9月~10月にかけて南に移動していきます。南信州とは言え、変温動物のアサギマダラには適温ではなくなるからです。自然の摂理 というものはナカナカのものですね。