2020年の“ずく散歩”でニカワハリタケを何度か写真に撮る機会がありました。同じ種といっても発生時期、発生環境で随分趣の異なった姿を見せてくれましたので紹介させていただきます
2020/07/02 標高1000m
ヒノキ、スギ、モミの混成林/ヒノキの生木から発生していたニカワハリタケ
(図鑑等では、針葉樹の切り株や根元に発生するとあるが、この場所にはヒノキ以外にモミ、スギが生えていますが、ヒノキ以外の針葉樹で見ることはありませんでした)
2020/07/02 標高1350m
古代東山道カラマツコース/ヒノキの生木から発生していたニカワハリタケ
2020/07/02 標高1370m
古代東山道カラマツコース/ヒノキの苔むした切り株から発生していたニカワハリタケ
7月に確認したニカワハリタケは、全てヒノキの根元かヒノキの切り株から発生、大きさが1㎝~2㎝と小さく、上面が白色の菌しか見ることはありませんでしたが ...
2020/09/19 標高1350m
へぶんすそのはらイワナの森往路横
針葉樹(樹種は不明)の苔むした朽木から発生していたニカワハリタケ/この菌の表面は淡褐色で大きさは3㎝~4㎝くらいあった
2020/10/20 標高1050m
神坂神社上の側道横
ヒノキかスギの不朽木から発生していたニカワハリタケ/この菌の大きさは3㎝~4㎝くらいで表面の色は汚白色?
どいつもこいつも薄暗い場所に発生しているのでF3.5の暗いレンズでは、下面の針をキレイに撮ることが出来ません
2020/10/27 標高1500m
へぶんすそのはら林道コース上部
法面からの土砂、落石防止の材(樹種不明)から発生していたニカワハリタケ/この菌の表面の色は茶褐色で表面に毛がびっしりと生えていた/7月にヒノキから発生していた菌と同じ種とは ...?
アラゲ二カワハリタケとでも命名したい菌でした
2020年7月2日に初めてニカワハリタケの写真を撮ったのですが、その時に見た白くて繊細な菌から10月27日に見た茶褐色の荒々しい菌まで、2020年はニカワハリタケには楽しませてもらいました。
来年以降も、ニカワハリタケには注目してキノコ三昧を続けていく所存です。 (ずく散歩の達人)