さてさて、また自身のブログのリプログですが、世の中

“ステイホーム週間”

‥ですので、昔の面白い映画を見返すのに、良い機会かもしれませんから、ふーにゃんが面白かった作品を紹介したい‥と思います。

この頃書いたブログには、ふーにゃんの感想だけ書いたものがあって、内容がいまいち解らないと思いますので、ちょこっと内容をバラしたい‥と思います。

時は昭和３０年代半ば、九州の片田舎で金貸しの老女の殺人事件が起こります。

その容疑者として “柳田桐子(倍賞千恵子)”‥の兄で教師の “正夫(露口茂)”‥が逮捕されました。

それは、“正夫”‥が第一発見者であり、被害者から生前に借金をしていて、更に現場から借用証書を盗んだからです。

状況は “正夫”‥にとって完全に不利なものでしたが、“正夫”は “無実”‥を主張します。

兄を思い、兄の “無罪”‥を信じた “桐子”‥は、そんな兄に不利な状況を変えるべく、同郷出身で高名な弁護士 “大塚(滝沢修)”‥の東京の事務所を訪ね弁護を依頼します。

しかし、“桐子”‥には “大塚”‥の高額な弁護費用を払えない事や、“大塚”‥が多忙である事を理由に弁護を断られてしまい “桐子” は失意の内に帰郷します。

その後、一審で出た判決は “死刑”、控訴はするものの、“正夫”‥は、その控訴中に “無罪”‥を主張しながら獄中で非業の死を遂げてしまいます。

そんな兄の経過を “桐子”‥は “大塚”‥へ葉書にしたため送ります。

その葉書を読んだ “大塚”‥は、

“自分のせいで‥？”

‥と後味の悪さを感じ、独自に事件資料を集め、再検証し “正夫” 以外に真犯人がいる事を突き止めます。

その頃、“大塚”‥には愛人の “径子(新珠三千代)”という存在が居たのですが、その “径子”‥にふとした事から殺人容疑がかかります。

そして、偶然にもその殺人現場の近くに、“殺人犯の妹”‥という汚名を着せられ、故郷に居られなくなり、上京しホステスとして働いていた “桐子”‥が居合わせおり、“桐子”‥は逃走する犯人の姿を見ていて更に犯人のもの？‥と思われるライターまで拾っていました。

“径子”‥の “無実”‥を証明出来るのは、“桐子”‥ただ１人です。

“大塚”‥は “桐子”‥にライターを渡し、現場近くで見た事を証言する様に頼むのですが、兄の事もある“桐子”‥は、それを拒絶します。

そして、“桐子”‥はある行動に出るのですが‥

ふーにゃん世代の人にとって “霧の旗”‥と謂えば、“百恵”ちゃんの主演した映画の事が頭に浮かびます。

でも、ふーにゃん “百恵”ちゃんのファンではありましたが、その当時観る映画は洋画ばかりで、邦画は観る事が無かったので、“百恵版霧の旗”‥はまだ未見です。

でも、映画にはこの様な楽しみ方があります。

それは、“リメイク”された作品と、その元になった作品を見比べる‥という楽しみ方です。

例えば、過去にふーにゃんが見比べた作品は、“黒澤明”監督の “椿三十郎” と “森田芳光”監督の “椿三十郎”、同じく “黒澤明”監督の “隠し砦の三悪人” と “樋口真嗣”監督の “隠し砦の三悪人”、またちょこっと変わったところでは、“シドニー・ルメット”監督の “十二人の怒れる男”‥と “中原俊”監督の “十二人の優しい日本人”‥等々です。

これらを連続で鑑賞すると‥

‥といった意味でも “西河克己”監督版の “霧の旗”‥も観てみたいものです❗

名画座にて～霧の旗