男性の場合、性欲は25歳をピークに前後5年間が最も強く、30歳を過ぎる頃からゆるやかに下降線をたどるといわれております。
体力が衰えると、性欲もそれに比例して衰え、さらに病気や精神的なストレスや環境ホルモンの影響がある場合は、その影響をもろに受け精力減退や勃起不能などを起こしてしまいます。
ですから過労気味だったり深刻な悩みを抱えていたりしていると、30代、40代でも勃起不能(インポテンツ)に陥ってしまい、実際問題としてこの働き盛りの若い世代でも精力減退に悩む人は想像以上に多いようです。
さて、このようにして精力減退が起こるわけですが、性欲は性ホルモンと深く関係しています。男性ホルモンは睾丸と副腎より分泌されるホルモンですが、ストレスなどによってこのホルモンの分泌量が減少すると精子の発育が悪くなって、勃起中枢が興奮しにくくなり、その結果、精力が衰えるというわけです。
そこで、精力を回復させるには、男性ホルモンの分泌を促したり、勃起力を高めたり、性器の機能を高めることが大切です。
精力減退や中折れ
、勃起不能と環境ホルモンについて
この50年間というもの、人間、動物、そして魚でも、精子の数が減少し続けているとモントリオール大学のセルジュ.ベリズル教授(産婦人科学)は報告しています
原因はまだ特定されていなせんが、大気の汚染や食生活(インスタント食品など)食品の保存や着色物質の他、ポリ袋やプラスチック容器に入ったものを、電子レンジで温めるとプラスチックが熱されたときに浸出する化学物質や、ほとんどの殺虫剤に使用されている内分泌撹乱化学物質、いわゆる環境ホルモンと呼ばれる一連の化学物質が動物の生殖システムに大きな影響をもたらし、精力減退や中折れ、勃起不能にも関係している場合多いようです
その結果、日本でも1990年以降、「精子数」に強い減少傾向と精子の活動性が低下しているようです