言海 : 日本辞書 第1-4冊
みつばち (名) 蜜蜂
又、ミチバチ。蜂ノ一種、蜜ヲ釀スモノ、
形、はなあぶニ似テ痩セ、やまばちノ形シテ小ク、長サ四五分、微黄色、毛アリ、背ハ薄黑ク、羽ハ灰色ナリ、人ヲ螫ササズ、螫ストキハ、鍼拔ケテ死ス、群リテ一團トナリテ飛ブ、其中ニ大ナルモノアリ、蜂ノ王ト呼プ。(はちみつノ條ヲ見ヨ)
(拙訳)
現代日本語訳
また、ミチバチ。ハチの一種で、ミツを醸(かも)すものである。 形は、ハナアブに似て細く、ヤマバチの形をして小さく、長さは四五分(よんごぶ)、薄黄色(うすきいろ)で、毛があり、背は薄黒(うすぐろ)く、羽は灰色(グレー)である。
人を刺さないが、
刺すときは、ハリを抜けて死ぬ。
群れをなして一団(いちだん)となって飛ぶ。
その中に大きなものがあり、ハチの王と呼ぶ。
(蜂蜜(はちみつ)の項を見よ)

ハナアブ、花虻
ヤマバチ、山蜂
死す 読み方:しす
現代中国語訳

又读作ミチバチ,蜂的一种,可酿蜜。 其形状类似花虻,似马蜂而瘦小,长四五分,呈微黄色,有毛,背部浅黑色,羽灰色,不蜇人,若蜇人则脱针而死。它们成群结队地飞舞,其中有体型较大的,被称为蜂王。(见蜂蜜条目)