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技術者として業務に一生懸命に取り組む人ほど、自らのキャリアを俯瞰する機会は意外と少ないのではないでしょうか。

キャリアを自分自身で考えることの必要性について考察します。

 

◆技術者のキャリアと岐路

息つく暇もない開発競争の中で、品質や性能の向上、コストダウン、生産性の向上に加え、環境負荷の抑制、製品安全への配慮・・など、技術開発に求められるミッションは複雑高度化しています。
担当するテーマにのめり込むのも技術者の性(さが)というもので、時には寝食を忘れて没頭する経験も、成長の糧となると思います。

目の前の業務に対応することを長年続けていくうちに、技術者はいくつかの岐路に立つことになります。

たとえば、管理者、マネジメント側に進むか、専門の技術者を続けるか、という選択があります。昇進イコール管理職、という組織もあれば、専門技術者としてステップアップしていける組織などもあります。日本の中堅〜大企業の技術系総合職においては前者が多いようです。

一つの職場で一つの技術を追究し続けるか、または様々な職場に移って多様な技術を経験するか、という選択も訪れるでしょう。

さらに、その企業に所属し続けるか、転職するか、またはスピンオフ起業するか、などの分かれ目もあります。

 

◆キャリアは、業務を経験しないと見えてこない

技術者がどのようなキャリアをたどっていくかは、企業に入る場合は最初の配属を皮切りに、組織人事、組織方針の変化、関わる業務やプロジェクトのライフサイクル、本人の希望や意思、などによって決まっていきます。

ここで、本人の希望以外の要因をいくつかあげましたが、これらは、本人が自分の意思で選ぶことができない事柄です。技術者に限りませんが、誰しも組織の一員で働く人は、程度の差はあれど、本人の希望以外の業務を課せられる可能性が常にあります。

では、自分の希望する業務とは何か、について考えると、これも簡単な話ではありません。 あらゆる業務は、経験しないと、その業務の難しさ、楽しさ、醍醐味も分からないのです。

して、一人の技術者が全技術分野の業務を経験出来るわけではなく、むしろ広大な技術の領域のごく一部にしか携わることはできないのです。

 

◆未知なフィールドでキャリアを描いてみる

それではどうすればいいのかというと、未知なところはあってもよいので、とにかく自分の描きたいキャリアについて、大枠を考えることです。

自分なりに考えて、言葉にして、それを業務を経験する中でブラッシュアップしていけばよいのです。 やらないと分からないことだらけなので、始めから完全なプランなどは作れません。もっというと、完全なものなど一生できません。

しかし、描こうとしないと、何も決まってこないのです。り良くありません。また、自分の希望と違う結果を全て否定してしまうのも良くないです。

自分が今描いている事が完全ではないように、自分のキャリアプランへの思いも、また完全な固定されたものではなく、変化していくものなのです。

最初は望まなかった人事なども、自分の希望だけでは得られなかった経験としてプラスに捉えることは大切です。
それでは、プランを立てても変化してしまうのなら、プランを立てなくても同じでは、と思われてしまうかもしれません。しかし、プランを立てることは絶対に必要です。

 

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