止め処なく

緩やかな

トキと共に

心に降り積もる

儚げな

ハナ…


温かな

想いとは裏腹に

南国みたいな

気持ちと

相反して

凍えるような

言葉たち


“本当に夏なの?”

疑うほどの

季節なのに

いつまで経っても

夏空を

見上げたら

白い結晶が

舞い降りて

一粒一粒

ひたりと

身に沁みて

ココロを

浄化してくれたらいいのに…、

とさえ

切望する


乾ききった

空気と

冷え切った空間

肌で感じる

違和感…


寒々と凍ってしまうのは

カラダだけでは無くて

煩悩だけ。


燦々と

照りつける

陽気な

陽射しに

負けてしまいそうな

暑さと乾き


“今雪が降り出したなら”

とさえ

蝉の声や

向日葵を

羨ましくも

何処か

後ろめたい気持ちで

白に

密かな

憧れを抱く。


凍えてしまっても

茹だる暑さの中にいても

いつかは

晴れる

片隅に信じるコト

は可能なのだろうか?


信じ続けた事で

裏切ってしまう

自分の心の

拠り所を

埋めてくれる

シロが

心に埋めてくれれば

キボウという名の

心の底から照らしだせる

虹を

生み出し

作りあげることは

容易では無いと

諦めてしまうのかな…


それとも


己の拳を拡げて

天の空にむかい

両腕を伸ばし

掴んでは

側で

微笑みを

描いてくれるのだろうか。。。