物語には癒しの効果があります。
登場人物の心に触れるから。
すっかりハマってしまいました、『進撃の巨人』(*^-^*)v
①『進撃の巨人』読者の心理学
②『進撃の巨人』キャラクターの心理学
③オマケ→私なりの謎解き
の3本立てで、久々更新です

ネタバレしないように配慮して書きますね。
①進撃の巨人読者の心理学
今年ヒットした作品といえば、『半沢直樹
』、『あまちゃん
』、そして『進撃の巨人
』。
』、『あまちゃん
』、そして『進撃の巨人
』。これら全て、ざっくり言うと「長いものに巻かれず、立ち向かう作品」。大きな組織の悪意ある不条理に対する、人類の怒りを体現しているような作品ですね。
その中でも『進撃の巨人』の見事なところは、
不条理の描き方がリアルなところ!!
現実世界では、不条理の黒幕(つまりそれが誰の利益になるかというところ)は、その仕組みは、巧妙に隠されていて、…なかなか見えない。
不条理であることすら、解らないように仕掛けられている。
その不条理こそが、正義であるかのような顔をしている。
『進撃の巨人』の世界でも、壁と巨人の存在は誰かが仕組んだことだと思われますが、黒幕は、隠された真実(その仕組み)は、…なかなか見えない。
壁の中にいることこそが、安寧を得る唯一の術であると思い込むようにされている。
こうなったら、その愚行の連鎖反応を起こしてスパイラルになっていくだけなのになぁ。
自分より長い(強い)者の理屈に巻かれるのが正しいのだと思い込むと、自分より短い(弱い)者がいたら、自分の理屈で巻こうとするよーになっちゃうんですよね。
いじめの構造です。
だからアルミンもいじめられてたワケですね(>人<;)
②『進撃の巨人』キャラクターの心理学
ぶっちゃけ、心理描写スゴスギ!笑
作者諌山創先生の尋常でない心理分析力を感じますね。
たとえば、女型の巨人の正体が明かされた、女型の巨人本人の心理状態。
諌山先生曰く、
「悲しく」・「照れて」・「開放感」があって
「罪悪感」と「孤独」と「恐れ」が入り混じった表情とか...
イヤ...なんという無茶ぶり...
「罪悪感」と「孤独」と「恐れ」が入り混じった表情とか...
イヤ...なんという無茶ぶり...
(中略)
あそこで素になるべきだと思ったのです
あれだけのことをやった怪物の正体が
ただの悪い奴に見えるのではなく
「普通の人間」だったって感じにしたかったんです
あそこで素になるべきだと思ったのです
あれだけのことをやった怪物の正体が
ただの悪い奴に見えるのではなく
「普通の人間」だったって感じにしたかったんです
諌山先生は、漫画では描ききれなかった感があったため、アニメでは諌山先生がものっそい複雑な心理描写をする上記の案を出したのだそうです。
そうして完成したのが、アニメ第23話「微笑み」です。
参考:諌山先生ご本人のブログ記事
すごく共感する心理描写。
アニメ製作者の皆様の本気って…すごすぎる。
ぃゃーほんまこのシーン涙出ます…。・゜・(ノД`)・゜・。心の中でフツーの女の子を押し殺しているからこそ、この子だけ「女型」なのかな。
余談ですが、そのあとの女型の巨人の巨人化シーンめっちゃウケます。ちまっと乗ってまんがなー。笑
③オマケ→私なりの謎解き
二千年後の君へ。
この、漫画第1話のサブタイトルの解釈。
謎解き本とか、まだ何も読んでない私ですが(とりあえず元ネタだという北欧神話は調査中ですが^_^)。
たぶん、二千後の君って、
私達現代人じゃなくて、
エレンたちのほうなんでしょうね。
おそらく、『進撃の巨人』の世界のほうこそ、二千年後の未来なんだろうなぁ、と思って読んでいます。
漫画11巻の
「敵?そりゃ言っちまえば せ」の続きは、
清浄な世界を実現するために巨人と壁を作った、二千年前の大気や土壌が汚染された時代に生まれた人間
だと私は思ってます。
私ナウシカ読みすぎ?(・ω・ヾ笑
だって「自由の翼」歌詞が
何の為に生まれてきたのかなんて
小難しい事は解らないけど
例え其れが過ちだったとしても
何の為に生きているかは判る
其れは 理屈じゃない 存在 故の「自由」
小難しい事は解らないけど
例え其れが過ちだったとしても
何の為に生きているかは判る
其れは 理屈じゃない 存在 故の「自由」
つまり、巨人の存在および壁の中に生きるエレン達の存在は、何かの為に生み出されたわけですね。
目的のある生態系…その存在そのものが生命の本来に、そぐいません byナウシカ
こう考えると、風の谷のナウシカのオチに近いとしか思えないです( ´ ▽ ` )
ループ説もありますが、それか正しかったとして、そのループも本当の敵が仕組んだことなんでしょうね。
それを切り裂き、断ち切る戦いなのかな。
♪斬り裂くのはLinie der Torheit(愚行の螺旋)♪
はて、真相やいかに(*^^*)
最終的に多少謎を残して終わったりするかもですね~(・ω・ヾ
先述のとおり、なかなか見えないことこそが、世の中の不条理の本質ですから。
だけど、判らなくても、何かを変えることはできる。
♪何かを変えることができるのは
何かを捨てることができる者~♪
個人的に、最後の最後でリヴァイ兵長が戦死しそうな予感で不安いっぱいですが…(T ^ T)
「存在故の自由」を勝ちとるラストを楽しみにしています(*^-^*)














