体のコリについて、いろいろな人がいろいろなことを言っています。




筋膜の癒着という人もいるし、筋肉内の水分が固くなるという人もいるし、血行が悪いという人もいます。




人それぞれの味方があり、どれが正解かは、受け手である人がそれぞれ判断すればいいと思います。




さすがに体のコリのメカニズムを知るために、生体を使って実験は医学者でも人体実験ですからそうそうできるわけではないでしょう。




個人的には、脳から体に伝わる神経伝達の異常ではないかと考えています。




理由は、死んだら全身が死後硬直後は完全に緩むからです。




つまり、脳からの神経伝達が消えてしまえば、筋肉のコリは存在しえません。




でも、体には相変わらず筋膜はあるし、水は存在し続けるし、血液も存在し続けます。




しかも、血行は最悪のはずです。




問題はこの脳からの神経伝達の異常という仮説が正しい場合、脳へ直接働きかける技術はほとんどないということです。




一応、前述の仮定が正しいと考えて神経伝達が電気的なものと推測して、その場合筋肉と脳がモーターとバッテリーのような関係と考えてみます。




電池である脳で発電した電気が、モーターである筋肉を動かすという。




逆に、モーターを回せて発電した電気を脳に送ることもできます。




つまり、筋肉に適切な刺激を与えることで脳から出ている間違った神経伝達を修正することができるのです。




これが鍼灸などが効果を出す根本的な理由でしょう。




しかし、気功の場合は頭蓋骨を通過して脳に直接作用できるので、鍼灸よりもダイレクトで効果を出せます。




これが、気功を私が選択した理由といえるでしょう。