第24話「一時の時間Ⅱ」
「先生さ、夏休み中一日くらいは暇あるよね?」
「そりゃあそうだろ。休みなかったら苦しいだろ」
「実はさぁ8月の半ば頃に彼氏と海に行く約束
してるんだけどさぁ・・・・真由と一緒に来てくんない?」
(゜д゜;)え・・・?
「いいでしょ?」
「あ、あのなぁ俺にも都合ってもんがあるし
第一学生と一緒にいたら普通に怪しまれるだろ」
「いいじゃん(笑)先生だってまだ23だしさ♪
それにうちの彼も同じくらいだから全然平気だよ」
「真面目に言ってんのかよ(汗)第一真由が行くか
どうかわかんね~だろ!!」
真面目に熱弁している変態ロリコン23歳がいました
「大丈夫大丈夫(笑)あっ!真由が
戻ってくる。先生今回のチャンスを無駄にしないでよね!!」
なんで俺は女子高生に引っ張られているんだろう
確かに真由は可愛くてスタイルいいからって
水着なんか見ちゃったら・・・・・・
どうやったら見えるか
耐え切れるわけねーだろぉ!!
ようやく真由がドリンクバー売り場から戻ってきて
なにやら不気味な匂いが・・・・・・・
Σ(~∀~||;)え?
「ま、真由・・・・それは何だ?」
「なにってせんせリプトン飲みたいって言ってたじゃん」
「い、いやなぁ・・・・リプトンなら佳織が持って来て
くれたからさぁ・・・・・その怪しげな匂いを放った
飲み物をどっかにやってくれよ」
「え~・・・・だって片付けるのめんどくさいじゃん」
σ(^_^;)・・・・ん~っと
君はいつからそんなに可愛げがなくなってしまったのかな?
昔は何を言っても従ってくれたよね?
「せんせ、もったいないから飲んでよ!?」
こうなったら男として腹をくくる時が来たようだ(違)
いってやろうやないかい
えい!!
グビッグビッグビッ・・・・・
(((( ;°Д°))))ハウッッ!!
「ちょ、ちょっとトイレ!」
急に腹が痛くなってしまった俺は急いでトイレに
向かいました。別に変なことをしにいったわけじゃないからね(怒)
「ねぇ真由」
「ん?」
「それ・・・・何入れたの?」
「ドリンクバーにあったもの全部」
「そりゃまずいよ(汗)」
「そうかなぁ・・・・」
その頃俺はトイレの中で腹を揺すってました
痛ってぇ・・・・真由の奴何入れやがったんだ?
ま、まさか俺を弱らせといて誰もいないとこに
連れて行き・・・・
やっと腹が痛くなくなり戻ってみると俺に向かって
佳織が小さくガッツポーズしていました
このとき俺は約束が成立したんだなぁと
すぐに分かりました
テーブルの上にはもうあの忌まわしきジュースは
消去されていて残っていたのは俺の食べ残しだけでした
その食べ残しを俺は綺麗にたいらげそろそろ店を出ることにしました
その時佳織が俺の腕を引っ張り
「日程は後で教えるからね。これ私のアドだから。」
γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞヤッタヤッタ
女子アドゲットぉ♪誘われちゃった(違)
「あ、日程が分かったら先生から真由に連絡
してあげてね」
Σ(゚д゚;)え?
「家に電話しろって言ってんの?」
「先生・・・・もしかして真由のアド知らないの?」
こいつはやっぱりバカでした(笑)
普通に考えて生徒のアドレスを教師が持ってたら
学校追放って事も考えられますよね?
「お前なあ・・・・知ってるわけないだろ!」
「ったく世話がやけるなぁ・・・・・」
゛(`ヘ´#)ムー
「はい、これが真由のアドだから。じゃ、また今度ねぇ
バイバーイ♪」
ったく二人ともさっさと帰っちまいやがって・・・・・
さぁって会計会計っと・・・・・
「6000円になります」
(゜д゜;)・・・?
「間違いないですよね?」
「はい」
「もう一回レシート見せてもらってもいいですか?」
「どうぞ」
え~となになに・・・・・・・
ランプステーキ2つランチ1つハンバーグ3つ
イタリアンハンバーグ2つドリンクバー3つ・・・・っておい
誰じゃあ!!こんなに食ったのは!!
こうして俺の財布の中には寒い寒い風が吹き荒れていました
一体海へ行った時にはどれだけお金がなくなるのだろうか・・・・。