認知症のtさん

可愛いおばあちゃんです


tさんが転倒し骨折した

明日からショート(短期入所)に行くことになった

と連絡が来て


昨日、送り出しに行ってきました


左肘骨折

右大腿部、左脛

ひどく腫れ内出血あり


左肘が骨折してるのに

何で右大腿部が腫れてるの?


まっすぐ想像したら

左大腿部だよね???


私の頭は?でいっぱいに

息子さんに転んだ様子を聞くと


膝から崩れて転んだと仰る


???


膝が折れて転んだなら

大腿部を強打するか?


???



以前、歩行がうまく行かず

足が前に出ないtさんの足を

息子さんが蹴ったくったことがありました


危ないのでやめてください

と言うと


息子さんはこうやると

足が前に出ることがあると

平然な顔をして仰りました


いつもやってるんだ……


これだけの認知症(短期記憶ほとんどない)

なのによく頑張ってるtさん


訪問すると

冷蔵庫や冷凍庫の中身が全部出ていることがあります


まだご飯作ろうとしてるんだなぁと

感心します


すごいなぁ


一緒に調理してあげたいけれど


ご家族の同居があると

今の介護保険では調理の支援に入ることは

出来ません


話は逸れましたが


私の頭の中には疑問ばかりが膨らみ

上司に相談しました


外傷部と転倒の様子が一致しないんですけど…


上司も

私もそう思ったと仰り


急遽、ショートを取ってもらったと

仰っていました


私の頭の中は

転んだのは1回だけじゃないんじゃないか?

tさんの歩行が遅く息子さんが無理をさせたんじゃないか?



あくまでも想像でしか過ぎません



家で自分のペースで生活すること

慣れ親しんだ環境にいること

そして

自分の部屋やキッチンから見える花や景色を眺めること


そんな他愛もないことがtさんにとっては

幸せなことなんじゃないかと

強く感じます


冷凍庫に入っていた凍った卵焼きを出して

かたくて噛めず放置してあったり

夜食用に出していったフルーツやお饅頭を

食べてあったり

電子レンジの中に

いっぱいパンが入っていたりする様を見ると


心がほっこりします


施設に入れば

衣食住の心配はないし

看護さんはいるし

ひとりでいることがないし

転倒の心配も減る


いいこともたくさんありますが


tさんの自分らしい生活の質は崩れます


何がいいのか…


入所か自宅かの狭間にあるtさん


決めるのはご家族


ご本人ではありません


何でかな…


自分の人生なんだけどな…


今の日本の介護保険制度では


最期まで自分らしく

自宅で生活できる利用者さんは

本当に数えられるくらいです



子どもと老人にお金を使わなければ

明るい未来はない


私はそう思います