毎年、この日を忘れたことはありません。

この日以外もです。

 

KOOは、34年前 自衛隊の第一空挺団にいました。

三日間 救助に行っていたことを 後に友人から聞いて知りました。

新聞雑誌にも出てたんだよと。

このニュースの時は、黙って見ていました。

このことについては あまり話しませんでした。

私は、夏に骨付きの手羽中を焼いたり唐揚げをよく作っていましたが、、

おいしいけど、、、止めてほしいと言われました。

 

なるほど、、と、思いました。

 

テレビで悲惨なことを聞くと、

どんなに辛かっただろうと胸が締め付けられます。

ご遺族の気持ちを思うと自分は具合が悪くなっても

休むことは出来なかったでしょう。

地獄だったとも言ってました。

暑さや匂いも酷かったやろうね。

その後、すい臓がんで亡くなるまで 

ずっと心から離れなかったと思います。

 

亡くなる4か月くらい前、

私の知り合いから偶然連絡があり、

救助した 生き残った女の子が看護師をした後

家庭を持ち 赤ちゃんを産んだことがわかりました。

KOOは、とても喜んで 

「良かったよ。幸せになってるって知ることが出来て嬉しいよ。」

教えてくれた人に 感謝をしてました。

そんな偶然、あるんですね。

そんなこと、今まで誰にも話していませんでしたが、

ここに書いて残そうと思いました。

 

娘にも、

お父さんは 勇敢な人だよ。

普通の人が 出来ないことをした凄い人だよ。と、伝えました。