METASPEED SKY+ のレビューになります。


いきなりですが結論です。 

私は逆張り野郎でもNIKE信者でもasicsアンチでもございません。

あくまでフラットな立場で申し上げます。


NIKEでいいじゃん


詳しいレビューに入る前に、簡単な自己紹介をします。私は1500m〜10kmをメインに走っており、今シーズンのベストは、

1500m 4'07"(ドラゴンフライ)

5000m 15'50"(ドラゴンフライ)

10kmロード   33'02"(アルファフライ)

です。


また、今回METASPEED SKY+ の購入に至った経緯は、YouTubeやネット記事などで「ヴェイパー超えシューズ誕生」などと絶賛されていたからです。

普段はヴェイパーフライとアルファフライを使用していますが、耐久性に不安があったため代替して使えそうなシューズを探していました。そこで、METASPEED SKY+ならばポイント練習やレースで使えるのではないかと、期待に胸を膨らませていました。


それではレビューに入っていきます。

10月19日(水)に駅伝チームの練習会で使用した際の所感になります。


まずは、左にアルファフライ、右にMETASPEED SKY+を着用し、ロードコースをキロ4ペースでウォーミングアップを行いました。


黄色いソックスがマジでダサい…😥


ヴェイパー超えシューズと称されるほどの反発を存分に味わうべく、ワクワクしながら第一歩を踏み出しましたが、数歩走っただけで一抹の不安を感じました。

キロ4ペースでもアルファフライからはいつも通り元気な跳ね返りを感じる一方、METASPEED SKY+から感じたのは非常に控えめな反発でした。

アルファフライと比べて反発がないため当然接地のレスポンスは速いのですが、METASPEED SKY+ には高い反発性を期待していたので、この時点でこれで本当に速く走れるのか?と半信半疑の状態になりました。


ウォーミングアップを終え、両足をMETASPEED SKY+ に履き替えてポイント練習を行います。

メニューは4000m(km/3'10")+2000m(フリー)、レストは4分でした。


まずは4000m。



3000m過ぎからタレてしまいましたが、自分の脚質的にレースペースをイーブンペースで押すのは得意ではないので多少は仕方ないですかね😅

さて、肝心のシューズの使用感ですが、脚の回転の悪さ踏み込んだ時の安定性のなさが気になりました。いや、全然あかんやん…。

私は普段、接地した瞬間に地面からの反発で脚を引き上げるイメージで走っているのですが、地面を踏み込んだ時のレスポンスがとにかく弱いため、脚が返ってきません。そのため、脚をスムーズに回すことができませんでした。

また、特に左足がコーナーで横にブレる感覚を覚えました。ズームフライFKを初めて履いた時に非常によく似た感覚です。ネット記事などで「安定感が抜群」のようなことが書かれていたのを見たことがあったので、思わず首を傾げてしまいました。おそらく、ミッドソール全体が非常に厚いのにも関わらず反発が少ないため力が横に逃げてしまうのでしょうか。

しかし、一応5000mのレースペースでは走ることができたので、ここまでは及第点かなと思いました。

問題はその後の2000mです。

設定はフリーでしたが6'10"切りがターゲットタイムでした。



見事に爆タレしました😭

先週の土曜日にアルファを着用して1600m×3を72"ペースで走れているので、この2000mの激遅タイムは非常に物足りないタイムとなりました。

前半は少し抑えて1000mから切り替える予定でしたが、臀筋が疲労してしまって全くペースが上がりませんでした。

大学時代(3年前)にソーティジャパンセーハを初めて履いてペース走を行った時も臀筋が疲れてタレたことを思い出しました。筋肉の動員される部分が似ているのかもしれません。

そして、今まで私は地面をしっかり押すのでなく、ZoomXの反発を使って雑に地面を叩くことでごまかしながら走っていたことを認識させられました。

METASPEED SKY+で速く走ろうとすると、臀筋を動員して地面をしっかり押すことが求められます。


そして、ヴェイパーやアルファに比べて走り終わった後のダメージが大きいです。

ヴェイパーなどを初めて履いた後は、練習後のダメージの少なさに感動しましたが、今回はふくらはぎまで痛みを覚える始末。慣れないシューズを思い切りぶん回したからでしょうか…。

とにかく、スピードを出すのに苦労しました…


【まとめ】

METASPEED SKY+を履いて感じた、重要ポイントを以下にまとめます。


非常に控えめな反発

接地のレスポンスは速い

脚の回転性の悪さ

踏み込んだ時の安定性のなさ

コーナーで横にブレる感覚はズームフライFKに似ている
臀筋の疲労感がソーティジャパンセーハに似ている
臀筋を動員して地面をしっかり押すことが求められる
走り終わった後のダメージが大きい

かなり刺激的なレビューになりましたが、それだけ私のMETASPEED SKY+に対する期待が高かったとも言えます。
しかし、頭の中から何度もバイアスを取り除き、このシューズのいいところを探しましたが、やはりZoomXと比べて反発のない厚底シューズ、という結論に落ち着いてしまいます。

裏を返せば、ZoomXのような反発を求めていない人はこのシューズのフィーリングが良く感じるかもしれません。
しかし、それで本当にタイムが縮むのかは良く考える必要があるかと思います。
私はこれまでアルファフライの接地の際の安定感の無さに違和感や驚きを感じながらも、自己ベストを更新してきたことは事実です。
走りやすい≠速く走れるであると思っています。
また、私がもしハーフマラソンを走るとしてもNIKEを選ぶと思います。疲れてきてどんなに雑に接地してもZoomXの圧倒的なエネルギーリターンで推進力を得ることができるからです。METASPEED SKY+にそれができるかどうか…
あくまで自分の場合は、ですが…
フルマラソンなら履くかも…

METASPEED SKY+の接地のモチモチ感はクセになりますし、とにかくデザインがカッコいいです。asics渾身の一足であることには間違いありません。
そして、今年の箱根駅伝予選会で日本人トップの木村選手をはじめとした多くのエリートランナーがMETASPEED SKY+ を履いているのも事実です。
ヴェイパーやアルファのようなシューズを期待していた私が使いこなせないだけであることはご承知おきください。
しかし、私が速く走れるシューズを選ぶのであれば、やはりMETASPEED SKY+ はZoomXには敵わないという結論になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。