今だから言えるけれど、
実はつわりっていうのが結構ひどかったの。
貧血と吐き気(すみませんね)
特にライブ前に、一緒にベビさまも
緊張してるのかな?って感じで。
しかも、急激に起こった自分の変化に
心がついて行けないで右往左往。
もちろん嬉しい事なんだけれど、
歌い手としての私もいるわけで。
マタニティーブルーっていうらしいんだけど
そんな時期もありました。
今は、むちゃくちゃ元気だし、楽しいですよ。
だけどデビュー15年、今まで一度だって一ヶ月以上
ライブを一本もしなかったことなんて
ないわけで、でもお腹大きくなっちゃったら
ライブできない状態になってしまうわけで。。
まるで、自分から歌がなくなっちゃうような。。。
今まで頑張って来た事が、ゼロになっちゃうような
そんな寂しさに襲われて。。。残ってるライブは
あと何回だろ?どれくらいステージにたてるんだろ?
そんな風に思っていた時期がありました。
今にして思えば、どうしてそんな風にネガティブ
になっちゃっていたんだろ?と思うけれど
やはり、ずっと続けてきた事やものが、いきなり
変わるっていうのは、自分にとって大事件だよね。
すごく落ち込んでいた時期に、ふっと清志郎さんが
前に話していた事が、私の上に降って来た。
清志郎さんは、奥さんと結婚して初めて奥さんに
妊娠したことを打ち明けられた時に、
「あ~、もう自分は終わりだ!」って思ったそうな。
なぜならば、彼はロックスターになりたくて
彼のイメージの中には、子持ちのロックスターなんて
なくて、ロックっていうのは、ハングリーでなくちゃ。。
みたいな思いがあったみたいで。
奥さんが妊娠して子供が生まれるまで、生まれたら
もう終わりだから。。って狂ったように曲を書きまくった
んだそうです。
生まれてからもリリースずっとできるくらい、寝ないで
毎日毎日。曲を書いていたんだって。
で、生まれる日が来て。。。あ~もう終わりだって観念して。
「でも違ったんだよ」って。
生まれたら、もっともっと素晴らしい曲がいっぱい
清志郎さんの中から生まれて来たんだって。
それぐらい新しい命ってすごい事件なんだよって。
だから、進むことを怖がっちゃ行けないんだ。。。って。
その話を聞いた時、もの凄く感動したけれど。。。
今、もっとその話の深さを感じる。
私も、そんな風に頑張らなくっちゃって。
だから、SOYも、12月のソロも、きっちりと
みんなに会って約束したいから、急遽決めてもらいました。
ケイズにもムリ言って。。出演してもらえる事に
なりました。メンバーにも、スタッフにも。。本当に感謝。
実は噂にはきいていたけど、実際にベビさま妊娠以来
もの凄い声域が広がっている。自分でびっくりする。
先輩女性シンガーからきいていたんだけどね。
いろんな事乗り越えて、始まって行く世界がたくさん
広がっているわけで。。。
やっぱりそのステージを、みんなに観に来て
欲しいなぁ。。って思っています。
妊娠報告以来、Happyなことしか話してなかった私の
ちっちゃな告白でした。
以上!!


そういえば、ゴスペラーズの告白って曲好きだなぁ。