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バレー・テニス中心のスポーツブログ

男女バレー・テニス等のスポーツ、ダイエットを記載します

 
錦織が試合後のパフォーマンスでここまで明らかに感情を表現した場面は、なかなか見たことがない。それだけ芝に対する思いがそのまま表れたウィンブルドンだったのかなと感じました。

錦織圭、間違いなく今後世界のトップ5に入るレベルの能力を持った選手。それは多くのテニスファンが確信していることだと思います。

しかし、その錦織も芝のコートの速さに現在、大苦戦中。なかなか自分のプレーができないことに我慢しながら戦っている感じです。

一見、ライジングが得意な錦織は芝に最も合ってるプレースタイルだと思ってました。しかし自分が思う以上に芝のコートのバウンドは速いようです。錦織のフォームの違いを見るとすごくよくわかります。

芝は難しい。そう思わせられる今年です。自分はプレーしたことがないですが、芝のコートぜひ一度体験してみたい。佐賀県にあると聞いてますけど、なかなか機会がないです。芝でのフットワーク、ショットの弾道、バウンドのスピードなど経験してみたいコートです。

[2014ウィンブルドン2000] ※世界ランク12位、第10シードとして出場
--1回戦--
錦織圭 6-4、7-6(5)、7-5 世界73位デスケッパー(フランス)


--2回戦--
錦織圭 6-3、6-2、6-1 世界136位クドラ(アメリカ)


--3回戦--
錦織圭 3-6、6-3、4-6、7-6(4)、6-4 世界132位ボレッリ(イタリア)

今季の錦織はクレーコートのバルセロナ500で優勝し、そのままマドリード1000でも決勝進出。ナダルを6-2、4-2まで圧倒的に抑え込んだ試合は未だに記憶に残ってます。まさに圧巻でした。

その際に痛めた足や腰付近の怪我も100%完治し、万全を期して臨む芝のコート・ウィンブルドンでしたが、前哨戦のハレ250(ドイツ)の大会から、なかなか自分のプレーがコートで出せてないのが一目瞭然です。

理由として、自分なりに今季のクレーコートとの違いを考えてみました。あくまで個人的な意見なので、ご参考までご覧ください。


上図が2014ウィンブルドン3回戦(×ボレッリ)のフォア画像。下図が2014マドリード決勝(×ナダル)のフォア画像。

これを見るとわかりやすいですが、同じ相手でも同じ位置でのショットでもないので比較というのも無理があるかもしれません。ただクレーコートとグラスコートの違いを明確に示したいので、わかりやすい画像を使って比較しました。

芝のコートでの錦織は、どちらかというと体勢が不安定で、後方に下がるようなスイングで、踏ん張って打ってるように見えます。どちらかというとパワーを使ったカウンターショット気味。

クレーコートの錦織は、体の重心が安定し、ボールを前で捉え、これからどこにでも打てるようにコントロールできる構えに見えます。

まさにこの比較が証明している通りのストロークの展開が好調だったクレーと、大苦戦中の芝での戦いの違いかと。おそらく誰もが芝での錦織に違和感を持ってるのではないでしょうか。何かが違うと。

芝は本当にバウンドしてから速いんだなと痛感します。だから錦織のフットワークをもってしても、対応が間に合わない。だからクレーコートのように十分な体勢で打つ時間("間")を与えてもらえずに、ボールを返球するために合わせたカウンターショットのような形になってしまう。

おそらく芝での錦織はクレー以上に体の疲労が凄いと思います。毎ポイント毎ショットをパワーで打たなければならなくなっている状態。

クレーでは本当に多彩なショットを見せてくれました。フォアのフルスイングでのアングル、バックのDLなど球種やボールの回転量、そして弾道の高低など色んなショットがあり、非常に楽しかった。そしてクレバーに使えるドロップショットも。

しかし芝では錦織には余裕がないです。打ったらすぐに返ってくるので、十分な体勢が作れないまま、返球しながらも、たまにくるチャンスボールをカウンター気味にコース変更するのが精一杯。


更にバウンドが速いのでリターンがなかなか上手くかみ合わずに、サーバー有利になっている点も、もう一つの苦戦の理由。

ざっと並べると下記のような感じでしょうか。
・コース変更がクレーほど体勢がつくれずに十分にできない
・リターンが甘くなる
・リラックスしたコントロール重視のストロークでなく、パワー重視のカウンターショットになっている
・ベースライン1m奥でプレーすることが多い
・ネットプレーが少ない
・ドロップショットを打つ余裕がない
・コート全体を広く見据えたゲームメイクができてない

しかし、この状態でも4回戦進出はさすがです。見事に能力を発揮し、正直今こそランキングは下がってますが、一時は36位までランクを上げたボレッリ相手に、サーブのキープに苦しんだものの、最後はサスペンデッドを経て勝ち切りました。


左がマドリード準決勝かな。ステップを踏んでからしっかりと打点に入りボールコントロールをしようとしているフォームと右画像のウィンブルドンの体勢が間に合わずに、オープンスタンスでパワーカウンターショットになっているバック。

これが毎ポイントずっと続くと、錦織でさえ厳しい。サーブとディフェンス力で何とか勝ちあがってますが、芝の大会はもっと経験が必要かなと感じます。

信じたくないですが、現時点ではクレーの方が大得意な錦織でしょう。タイプ的には芝の方が合ってると思いましたが、違っているようです。

この芝に対して自由自在にコントロールできるジョコビッチや芝の王者のフェデラーは経験と格が違うなと感じてしまいます。改めてこの2人の凄さに気付いた今年でした。


錦織圭の最大の特徴は、ボールの落下地点に誰よりも早く入れるフットワークとコンパクトな構えにあるんですけど、芝ではどうしてもそのタイミングに間に合わずに苦戦しいるようです。

[4回戦の相手は世界9位ラオニッチ]

今季のラオニッチは本当に安定しています。サーブに安定感があるので、さほどストロークが調子よくなくてもある程度勝ち抜いていけるレベル。

これでストロークまで調子がいいとどれだけ強いんだ!?という印象ですが、テニス愛好家としての魅力はほとんどない感じに見えます。見た目で面白くない試合というか魅力がない試合というか、サーブ打って、返球されたボールをドカーンと打つ。

リターンもラリーを狙うというよりもエースをねらってミスるかウィナー。これでは試合に勝ったとしても、ファン層を増やすのは厳しいだろうなという印象。でも海外はパワーテニスを受け止めてますからね。

実はこの2人。ラオニッチ有利かと思えば、過去の対戦では、2勝0敗と錦織が負けなしリード。

テニスファンならご存知の2012楽天オープン決勝と、つい先日のマドリード3回戦。2試合共に大苦戦の試合でした。とにかくラリーが少ないので、錦織がペースをつかみにくい相手。こういう相手は嫌だろうなと思います。

でも逆に勝ち切れてないラオニッチは更に嫌な相手に錦織がなってるだろうと感じます。

どうしても勝って、準々決勝で世界1位ナダルと戦ってほしい。ナダルも強いですが全仏の強さを100とするとこの芝のウィンブルドンでは得意のスピン弾道が機能せずに70~80%くらいに落ちます。

この大会でナダルを倒し、ベスト4進出!を実現させ、前哨戦で完敗したロジャー・フェデラー戦に望んでほしい!世界ランクにも大きく影響してきます。

[2014ウィンブルドン3回戦終了時点での暫定世界ランク]
7位 ラオニッチ 3560p ※4R進出時
8位 デルポトロ 3360p
9位 マレー 3040p ※QF進出時
10位 ディミトロフ 2910p ※QF進出時
11位 錦織圭 2780p ※4R進出時
12位 イズナー 2735p ※3R敗退
13位 グルビス 2680p ※2R敗退

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