
ついに欧州遠征(ロシア・エリツイン杯、イタリア親善)のメンバーも決まりました。しかしその中にはMBの名前がありません。岩坂がどうも不合格印を押されたようです。
1か月近い合宿で、MBの貢献度がデータ的に低すぎたんだと思います。厳しい世界です。まさかこの時期で、MBがゼロになるとは思いませんでした。少し衝撃を受けています。
[エリツイン杯メンバー] ※14名
WS:木村、新鍋、石井優、高田、内瀬戸
OP:江畑、(石井優)
MBS:長岡、迫田、石田、(内瀬戸)
S:中道、宮下
L:佐野、筒井
[イタリア親善メンバー] ※16名
WS:木村、新鍋、石井優、高田、内瀬戸
OP:江畑、井上愛
MBS:長岡、迫田、石田、(内瀬戸)
MB:大野果奈
S:中道、宮下
L:佐野、筒井
前回紹介した、宮下のMB化が現実のものとなり、江畑、迫田、長岡、木村の4の同時コートinも可能となりました。迫田のところに山口を入れて、宮下と対角を組み、長岡とのコンビを見てみたいです。
ここにきて、一気に大きく動いてきた感がする全日本女子。今年は例年とは全く違う感覚にいる自分です。何が起こるのか?何をしてくれるのか?何を表現するのか?ほとんど予想がつかない。
まだまだ余裕をもって試合を見れない自分では、おそらく初戦の第1セットは、ローテの確認だけで毎ポイント終わってしまいそうな気がします。そろそろ技術的なものをすぐに確認しないで見れるようになりたいんですが、バレーは流れが早過ぎて、素人が理解するのは大変なスポーツだと痛感します。
では今回ディフェンス面からMB1を見ていきたいと思います。と言っても、MB1というよりMB0と言った方がいいかもしれませんが、ここまできているのでMB1でしばらくいきましょう。前回までは攻撃面などを重視したメンバー構成をしていましたが、今回はディフェンス、リベロの交替までいれた総合的なローテポジションを検討したいと思います。
MB1、MB0でのディフェンス面での利点、弱点は何がるんでしょうか?
(利点)
・リベロが常時コートinできるローテを作れる
・フロアディフェンス力の上昇が期待
(弱点)
・ブロックの高さと幅がなくなるので、相手サイドアタッカー陣の
クロスコートのディフェンスが甘くなる
・バンチリードブロックが機能しにくい
このような点を理解しつつ、ローテ、布陣について色々と見ていきたいと思います。あくまで個人的意見ですので、ご参考までに。
●リベロが完全コートinできるローテポジション
素人にとって面倒なのがリベロの交替枠を考えてのローテ分析。どうやれば攻撃に効率的で、どうやばれディフェンス面にも穴がない。そんな攻撃・ディフェンスが揃うリベロ交替枠などがあるのだろうか?
と考えていたら、リベロを6ローテ、サーブ時もレセプション時も12回共にコートinさせる方法があります。自分のルール上の勘違いでなければ夢のようなリベロ常時コートinが可能。ローテポジションは変わらないので、敢えて攻撃面の時には記載しなかったんですが、レセプションも含めたディフェンス面の時にと考えていました。
それがこの宮下ミドルブロッカー時での山口(迫田)、長岡、江畑がコートinした時の布陣。リベロが常にコートinできれば、今までMBサーブの時点で必ずフロアディフェンスが落ちていた1ローテの課題を克服することができる。ロンドン五輪ではこのMBサーブの際のフロアディフェンスのために、ピンサー&レシーバーを配置していたくらい大事なリベロの存在でした。

新戦術ではリベロとMBが変わる1人交替でなく、一気に2人交替にすることで、全てが解決するようです。ただし、リベロは誰とでも交替できるとは知ってますが、一気に2人以上交替できるというルールが規定内であればの話です。ちょっと確認してないので、何とも言えません。
この場合は、山口が後衛の際には、リベロ3ローテ交替。しかし江畑が後衛の際には1ローテ。長岡の場合は2ローテ替わるシステムを使っています。多分。。。合ってなかっらたすいませんということで。とにかく複雑なので面倒です。
・S1で宮下サーブを打ち終わり相手サーブの時(1ローテのみ)
→佐野が山口と交替し、山口コートin。
と同時に佐野が江畑と交替し、佐野コートin
・S6で長岡サーブを打ち終わり相手サーブの時(2ローテのみ)
→佐野が江畑と交替し、江畑コートin。
と同時に佐野が長岡と交替し、佐野コートin
・S4で山口サーブを打ち終わり、相手サーブの時(3ローテのみ)
→佐野が長岡と交替し、長岡コートin。
と同時に佐野が山口と交替し、佐野コートin
という感じで、どのローテでのサーブでもレセプションでもリベロが常時コートin可能という状態を作れると考えます。複雑なので、間違ってる場合もあります。
もしこの方法が成功法であり、世界の強豪相手に通用するならば、攻撃面、ディフェンス面でも非常に期待できる布陣ができるのではないかと考えます。この戦術の場合は、宮下が最も気^プレーヤーです。この布陣は宮下中心のチーム。楽しみにしたい!
この戦術、見たくありませんか?実に面白い!
●レセプションを重視したローテポジション
いくらMB1という新戦術を使っても、それはレセプションがある程度返らないと世界の強豪には機能しない。やはり新鍋ー木村というのは絶対的に外せないでしょう。もし新鍋以上の活躍を高田ができるようであれば、またそれは面白いかもしれません。

レセプションを中心に考えるとまずは実績、結果、経験などを考慮しても木村-新鍋ラインは不可欠。この場合に、MBSの布陣にもよりますが、新鍋をWSレフトに入れるのか?ライトOPにいれるのか?
個人的には新鍋は世界相手にはWSのレフト向きではないので、ライトOPとして入れたいところ。その方が機能しやすいと考えます。もしそれでもローテが回らないならば、MBSの使い方を考えればいいかなと感じます。

今季で試したいのは、新鍋→高田。モントルーで自分の予想以上に安定感があり活躍を見せた高田。高田を使って全日本がどう変わるのかをみてみたい。世界の強豪相手にもそこそこのレセプションと前衛でのコース打ちが機能していただけに、ここは楽しみにしたいです。
更には覚醒したかと思えば、今一つメンタルが安定しない石井優。自分は石井優次第で全日本のメダルの色が変わるくらいに思っている選手なんですが、現状どうなんだろう。グラチャンでみせたレセプション抜きのライトOPは中道のトスであれば、再度期待できるかなとも考えています。
こうやってみると、選手層が本当に厚くなりました。真鍋さんの手腕を感じます。全日本としての機能を失わずに適度に新規の選手を使っていく。そうすると覚醒する選手やコツコツと上手くなって成長する選手が頭角を現します。
日本女子はやはり基本は「サーブが世界一」であることが大前提。このチャンスボールを多彩なコンビプレーで連続得点につなげられれば最高。更に相手サーブを多彩な攻撃で1回できることができれば、ディフェンス失くしても勝つことは可能です。
男子が勝てないのは、まずサーブが相手国よりも弱すぎること。サーブが良ければ、ある程度試合をゲームメイクしやすくなりますから。
全選手、特にスタメン選手のサーブがいい!というのは必然です。やはり気になる新鍋、高田、山口、迫田、江畑など工夫が欲しい選手達のサーブ力アップは不可欠。意外とMBに今季はサーブがいい選手が多かっただけに、その辺りをどう進化させていくのか!?
戦術だけでなく、基本的なサーブ、レセプション、B・Cパスからの攻撃などきっちりとした課題をマスターしつつ、新戦術につなげたいと思います。
エリツイン杯とイタリア親善の計9試合!? 非常に楽しみにしたいと思います。イタリア親善から合流する大野果奈や井上愛も期待したいです。
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※画像はしみとしさん提供