浅田真央ちゃんシリーズが続きますが、自分が盛り上がっているうちに記事にします。
今シーズン見事に5戦で5連勝と断然の強さを誇る「浅田真央」
四大陸選手権ではフリーが若干のミスがあり、完璧と言えなかったですが、もし完璧な演技をしたら、一体何点でるんだろうかと思い、算出してみました。
今シーズンのプログラム構成は、
[SP] 計74.49
●5 components:33.86
●技術点:40.63
3A 8.50+1.57:10.07
3F+2Lo 7.10+0.90:8.00
3Lo 5.61+0.90:6.51
※+-はGOE点
SPは完璧なので、この点数程度かと思います。しかしFPはマイナス点が結構ありました。これだけマイナスがあっても130点以上というのが本当に凄いし、必要最低限のミスに留めているのも凄すぎる。
今季の真央ちゃんは、一度も転倒がない。非常に安定したスケーティングです。メンタルが安定し、練習で出来れば、同じように試合で出来る。SPの3アクセルのように練習以上の成果も出せる。とにかく自分の能力の80%以下の試合がほとんどありません。
FPを見ると、
[FP] 計130.96 → 144.62点
●5 components:67.76
●技術点:63.20 → 76.86点
3Lo 5.10+1.40:6.50
3A 5.00-2.43:3.57※両足着氷 →10.00(+6.43)
3F+3Lo 8.90-0.40:8.50※回転不足 →11.00(+2.50)
3Lz 6.00-0.30:5.70※不正エッジ →6.50(+0.80)
2A+3T 6.82+0.07:6.89※回転不足 →7.80(+0.91)
2S 1.43+0.06:1.49※回転不足 →4.50(+3.01)
3F+2L+2Lo 9.79+0.20:9.99※着氷微妙 →10.00(+0.01)
※+-はGOE点
結局、ジャンプのみのプラス点を検討すると +13.66が完璧演技で四大陸の点数にプラスされ、更にノーミスということで、芸術点の5コンポーネンツも若干上がると予想され、+15点程度が加算されると思われます。
よって、4大陸の合計得点205.45+15点で、2013年のプログラムでノーミス完璧な演技をすれば、220点はでる高難度の構成というのがわかります。
ということは、オリンピックは大会を盛り上げるため、若干採点が甘めで高く出がち。+10点位されると予想して、ソチ五輪では230点も夢ではない可能性があるということです。
しかも3アクセルが失敗しても、190点前後の得点がでるようなプログラム。常に安定した得点がでるような構成になってます。今の状態であれば、金メダルにおそらく最も近い存在でしょう。試合勘のないキム・ヨナがどこまで仕上げて本番で成果を出せるかです。
2010年のバンクーバー五輪の直前の2009年のグランプリシリーズもジャンプの失敗が相次ぎ、正直五輪出場さえ危ぶまれた全日本選手権で、何とかギリギリ成果を出し、出場を果たした時期もあっただけに、今季の抜群の安定性と点数を保持できるプログラム構成とメンタル面は、眼を見張るものがあります。
そしてもう一つの注目は、今の女子フィギュア界では、得点を伸ばすためのプログラム構成になり、5種類の3回転ジャンプの重要性がなくなりつつあります。というのは得意なジャンプばかりを跳んで、苦手なジャンプを跳ばなくなっているということ。
でも浅田選手は、アクセル、ルッツ、フリップ、ループ、サルコー、トウループと5種類+3アクセルで6種類全ての3回転のジャンプをプログラムに入れています。これこそが女王の証明だし、今後のフィギュア界に大きく示す形でしょう。
バンク―バー五輪・世界フィギュア以来のキム・ヨナとの直接対決。久々に女子フィギュアが楽しくなってきた気がします^^ 今回の4大陸では不発だった羽生・高橋も良い教訓にして、しっかりと調子を上げてくるでしょう。男女の表彰台に日本人が何人いるかが楽しみです。
そして今回の世界フィギュアは男女共にソチオリンピック出場枠の3枠が絶対必須。上位2人の合計順位が13位以内でなければなりません。どうしても3枠は取れる結果を残すのは当たり前として、世界フィギュアに望んでほしい。
少し疑問なのは、なぜ世界フィギュアの男子代表が小塚ではなく、無良になったのか?確かに下り調子での全日本の結果は負けましたが、自力と実績では小塚の方がはるかに上。3枠が欲しいので、無良には点数がでない布陣になったと思います。その点が羽生や高橋に負担とならなければいいんだけどと思ってしまいます。
本当に強くなった「浅田真央」。期待し過ぎると余計なプレッシャーなので、強くなったメンタル面をそのまま試合で出し、楽しんでスケーティングし、演技終了やキス&クライでの満面の笑みをみたいです^^
[特集記事]
●【フィギュアスケート】浅田真央、完全復活。トリプルアクセルに大きな変化 http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/2013/02/11/post_192/
●日本女子、10年ぶりの表彰台独占。フィギュア四大陸の奮闘を追った!
http://number.bunshun.jp/articles/-/341383
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