村上敦著の同書を読んで。

 

フライブルクを例に、コンパクトシティの成立条件として、

 

〇人口密度が高いこと(100人/ha以上)

 

〇中心市街地が歩行者天国化されるなど、人々が用事をするための移動距離が短くてすむ

 

〇上の2点をしたうえで、路面電車などで公共交通を便利にするととともに、自転車交通が便利になるような基盤整備もあわせて実施、総合的に、クルマをつかわない、つかわなくても成り立つ交通社会を構築

 

ことを著者は言う。

 

これが日本だと、

 

●人口密度が低い。戸建て中心の住宅街。

 

●中心市街地にも、道路空間が広くあり、徒歩で歩こうと思うと、移動距離が長い。クルマにまちの空間を破壊されている。

 

●公共交通がとても便利とはいえないので、みんながクルマに乗る。

 

ってことになる。富山市がいくら、駅前に大屋根広場をつくったり、沿線に住宅を集めても、クルマ優先の都市計画のままであれば、コンパクトシティは成り立たない。

 

人々がクルマを使うメリットを減らし、それ以外のメリットを増やしていかないと、コンパクトシティは成り立たないということかな。

 

日本では、コンパクトシティは、実現不可能な状態でも、あちこちの自治体が叫んでいる信仰的状態。みんなが言っているから言っているが、実現させるための論理が弱い。

 

公共交通を便利にする前にやること。それがクルマを不便にすること。クルマより歩行者を優先すること。それをしないと、いくら沿線に人集めようと再開発してマンション建てても、だめなんだなあ。

 

さあ、何しようかな。自分ができること。