角界はアホの群れ | weblog -α-

weblog -α-

なんとな~く  思いつきで  好き勝手に  (=゚ρ゚=) ボヘー  っとやってます。

ハィ、どうもどうも。
いやぁ、今年は秋が全然無いまま冬突入ですね、これ。
いずれにしても節目節目は体調不良がお約束となってますので、ここ最近もめっきり調子悪めのクソッタレ人生なあんびばれんすで御座いますが、皆様は如何お過ごしでしょうか。
一昨日、久々にゆっくり風呂に浸かったら、憑きものが落ちたみたいに背中が軽くなりやがってですね、寝たら寝たで良い感じに眠れたらしく、寝起きも快調でした。
・・・あれですね、ほとんど爺さんのエピソードですねw
でもホントなんだからしょうがない。
とりあえず、誰かサウナを俺に下さい。

さて、たまには記事をUPしようという事で、映画レビューは変に疲れるので置いといて、時事ネタでも書くとします。
ほら、またクソみたいな話で盛り上がってるしね、世の中・・・ってか、メディアがか。
例の相撲騒動についてちょろっと取り上げようと思うんだけど、当然ながら、俺の視点は全く一般的なアレじゃありません。
ってか、何でも大体そうだけど、メディアが取り上げるトコとか、世間の人達が見てる部分ってのは全然核心突いてないんでね、イライラするんですよ、いちいち。
全部が茶番にしか見えないんだな、俺的には。

さてさて、今回の騒動、今朝になって加害者側の横綱・日馬冨士引退の意向を固めたとの報道を目にしましたが、それで手打ちになるって単純な事でもないんでしょうな、恐らく。
いや、実際に暴力事件を起こした訳で、それは逃れ様もなく事実な訳だから、その責任を問われるのは当然だし、横綱という立場を考えれば、追うべき責任の中に引退が含まれるのも必然と言えば必然ですな。
ただ、俺が取り上げるのはそんな表面的な事じゃない訳です。
そんなのは誰だって解る事だしね、角界の頭の悪い人達でもない限り。


''酒盛りの場で、モンゴル人横綱が別部屋のモンゴル人力士をビール瓶で殴り、大怪我を負わせた''

という話で始まった今回の騒動。
加害者のモンゴル人横綱とは、前述の日馬冨士
被害者となったのは、同じくモンゴル人で貴乃花部屋の幕内力士、貴ノ岩

騒動は当初、日馬冨士が横綱という立場にありながら暴力を振るった事、それも相手は別部屋の若手力士で、ビール瓶で殴ったという事が非常に問題だと取り上げられたものの、その後になって次々と 「本当はこうだった」 みたいな情報が出て、''真実はどこにあるのか'' という事の方に注目が集まった。

まぁ、確かに、真実がどうなのか解らなきゃ、誰がどれぐらい悪いのかも解らんわなと。
でもそれ、ホントに外野が追究すべき事なのか?・・・という部分もある訳ですよ。
肝心なのは、日馬冨士による暴力があって、貴ノ岩は頭を何針も縫うほどの怪我を実際にしてるという事実。
常識があり、物事の分別が当たり前につく人々であれば、この事実のみを踏まえて ''傷害事件'' だという事は解る訳ですよ。
つまり、この件で貴ノ岩の所属する部屋の親方・貴乃花が、''相撲協会を通さずに警察に被害届けを出した'' という事に関して、決して外野も相撲協会の人間も咎めるべき事ではないんですね。
何故ならこれは、立派な ''傷害事件'' だから。
例えば一般のサラリーマン同士で同様の事件が起きたら、そこで 「お前らウチの社員なんだから、警察に言う前に揉め事の報告書を出せ」 なんていう社長も幹部も居ませんよ。
どこに属した誰であろうと、社会のルールを逸脱した行為をすれば、それは罪なんです
むしろ、そこで当然の様に口を挟む相撲協会の非常識さや驕りが、今回の件ではよく解る訳ですね。
そうです、相撲協会というのは非常識な輩が牛耳る ''非道徳組織'' なんです。
言い過ぎですか? そうとしか判断出来ない事をしてるのは彼らですけど。

え~、随分と昔から、角界で騒動がある度に 「相撲界はおかしいんじゃないか?」 という声があちこちから上がってました。
しかし、その度に相撲界はのらりくらりとやり過ごし、根本的な改革や予防策をしないまま今日に至っている訳です。
今回の騒動というのも、そういった結果であるとしか言い様がありません。
自浄作用の機能していない組織である相撲界とは、一般的な解釈からすると、既に腐敗し切って実質的に破綻している組織なんですね。
だから今後も大騒動はコンスタントに起きるでしょうし、その体質が改善される事も無いでしょう。

ウチの親父が相撲好きな事もあって、俺も千代の富士の頃から相撲はわりと観てきてるし、若貴時代の盛り上がりも見てきてますよ。
そういう意味で言えば、相撲が面白いものになり得る事を知ってるし、スポーツとしてもエンタメとしても、充分に存続させるべきだと思ってます。
但し、それは現状の相撲界を大幅に改革する前提があっての事だとも思ってます。
今のままで続けるのであれば、一刻も早く相撲なんて止めるべきです。

前フリを長く続けても仕方ないんで、結論を言います。

相撲界は一刻も早く 『神事としての相撲』 から独立し、

『スポーツとしての相撲』 という競技を確立すべきです。

ハィ、これが最も合理的且つ常識的で、根本解決に繋がる唯一の手段です。
言い切りますよ、それ以外の解決方法なんて恐らくは存在しません

角界で騒動が起きる度、必ずネックになるのは ''伝統'' という部分でした。
当然、今回もそこは重大なネックになってます。
だったら、その伝統を切り捨てたら良いだけの話なんです。
たったそれだけの事で、相撲界には簡単に改善の余地が生まれるんです。


「相撲とは何か」 を知らない人が大勢居ると思います。
我々庶民にとって、相撲ってどういうものでしょうか。
伝統的な競技であり、スポーツであり、エンタメではないでしょうか。
でも、相撲というのは本来、日本の原宗教である ''神道'' ''神事'' であり、格闘技でもなければスポーツでも見世物でもないんです。
我々がどんな風に相撲を観戦しているとしても、あれは基本的に神事なんです。
少なくとも、''そういう事になっている'' 訳です。

しかし、どっからどう見ても、今現在の相撲はエンタメであり、スポーツですよ。
そんなのは誰が 「神事です!」 と主張したって説得力なんか無い。
せいぜい弓取り式であるとか、奉納土俵入りなんかで神事の面影を窺えるだけで、主たる取組自体は完全にスポーツ&エンタメですよね。
それは事実だし、その認識は今や ''世界中の人々の認識'' でもある訳です。
つまり、''パブリックイメージとしての相撲'' が大きくなり過ぎてしまった現状、相撲を本来の神事として捉える事の方が困難なんですよ。
そもそも、神事であるなら外人を入れてる時点で破綻してるしね。
彼らも ''スモウレスラー'' になる為に来日してる訳で、決して神事がどうとか、伝統がどうとかに則って角界入りしてる訳じゃないんだから。

つまり、相撲界は二言目には伝統だの格式だのと言うけども、そんな伝統やら格式みたいなもの、今の相撲にはそもそも無いんですよ、とっくに。
「相撲は国技ですから!」 なんて事を平然と言う人も沢山居て、角界の関係者はもとより、親方衆や力士達だってそう思い込んでる人達だらけだけど、相撲は国技じゃありませんからねw
もう一度言いますよ。

相撲は国技じゃありません。

っていうか、日本に国技はありませんw

そうなんですよ、日本にはそもそも国技と指定された競技は無いんです
相撲が国技じゃない事って、一般ではもはや常識だと思うんですが、意外と知らない人もまだ多いですね。
「コラーゲンを食っても直接的に美肌効果みたいなもんは無い」 って事と同じぐらい常識なんですけどね。
そんな事すら知らないで踊らされてるのって、物凄くバカだと思うんですけどね、俺は。

まぁ、無知は無知なんだから仕方無いとしても、事実として日本には国技は無いし、相撲が国技であった事は、歴史を振り返ったところで一度として無いんですよ。
そういった間違った認識が浸透してしまった事が、相撲界の人々を調子に乗せてしまう一因になっているのは間違い無いでしょう。
だからこそ、相撲が国技ではないという事実は、もっと公に浸透すべき事なんです。

元々の相撲・・・つまり、神事としての相撲は、いわゆる力比べの祭りみたいなもの。
どっちが勝つと豊作で、負けたら凶作で・・・みたいな感じですかね、解り易く言うと。
そういった祭事での相撲は恐らく出来レースみたいなもんで、要するに豊作という結果が出る様に台本があってのものなんでしょう。
ところが、そういう伝統行事を続けてると、台本通りにやらないで勝っちゃう奴とかも出て来たりして、結局は勝つ役も本気で勝たないといけなくなったりして、そういうのが相撲を競技にした一端かも知れませんね。

んで、相撲が強いという事は、格闘に強いという事ですから、大昔はそれがステータスになってた訳ですよ。
力の強い者は称えられるし、一目置かれる存在にもなった訳で、コミュニティにおける防衛の要として重宝されたりもしたでしょうね。
まぁ、そういったものが本来の相撲だったんです。

さて、そういった相撲はやがで武道として浸透し、武器を持たず身体一つで戦うスタイルというのは、そもそもの個の強さを明確に示すものとして認知された様です。
今風に言うと、「相撲最強伝説」 みたいな感じですかねw
とにかく、剣も槍も使わずに敵を倒せるって凄い訳ですよね、当時の感覚としては。

江戸時代に入ると、相撲は見世物としての意味合いが強くなる訳です。
つまり、今現在の大相撲の源流となる ''相撲興行'' が始まったんですね。
そうです、ここが今の相撲の基なので、伝統とか格式とかほとんど関係無いんですよ、ホントはw
相撲協会とかが如何にインチキな事言ってるか解るでしょ、これでw

ハィ、そしてですね、そうやって相撲が興行として成り立つと解ると、元祖の相撲を執り行っていた神道の方も、「儲かるなら元祖のウチらもやるべさ」 となる訳ですよw
そんな訳で、神事としての相撲もこの時点で再び盛んになり、表向きは ''勧進相撲'' と称して相撲興行を始めました。
当然、どちらも営利目的です
神事の建て前がある分、後者の方が悪質かもですが、宗教ってのはそういうもんですw

で、徳川家光とか家綱の頃、すっかり大衆化した相撲は一転して禁じられます。
なんでかって言うと、大衆化したが故、出入りする輩が悪質化したからですw
要は、勝てば良いんだろ的なチンピラ風情なんかが当たり前に出る様になって、インチキだなんだとケンカしまくる事が増えた訳ですね。
いわゆる正式なストリートファイトの場と化した訳ですよ、平たく言うと。
そうなってしまうと、それはもう勧進相撲ではない訳で、単なる輩のケンカ場ですから、そりゃ幕府もダメを出しますよね。

そんな訳で、それ以降の相撲というのは、出場力士もしっかり管理した上で、境内のみで行われる ''神事としての相撲'' というのが重要視された訳です。
ここで原点回帰的な印象を受ける人も多いと思いますが、実際は相変わらずの相撲興行だし、営利目的に過ぎませんよ。
ただ、誰でも参加OKっていうルールではなくなっただけ。
まぁ、こういった流れで相撲は興行としての形式を確立し、現在の相撲の基礎が固まった訳です。
神事の部分をやたら強調したがるのも、こういった歴史を踏まえているからだって事です。

ちなみに、この時に相撲興行の管轄が町奉行から寺社奉行に移行したという事なので、余計に神事としての主張が強く残っている訳ですが、実際の元祖である ''神事としての相撲'' は、相撲興行が始まった時点で既に破綻しているので、いくら管轄が寺社奉行になったと言えど、実質的に相撲の神事の部分は無いに等しい訳です。
だからこそ、今現在の相撲界が神事の部分を過剰アピールするのはおかしいんです

もう一つ、文化として触れておくべき点として、興行というのは当時からヤクザの仕切りだったという事です。
地元ヤクザが興行の一切を取り仕切り、根回しは勿論、寝床や食事の確保もし、警備も兼ねてた訳です。
それは、相撲が寺社奉行の管轄に移ってからも基本的には変わってないと思います。
何故かと言うと、当時の警官に当たる同心は非常に少数で、故に手下となる人間を多数雇っていた訳なんですが、その雇われた連中というのが、俗に言う ''岡っ引'' です。
岡っ引と言うと、時代劇の影響で十手を持って盗賊を追っ掛けたりしてるイメージが強いと思うんですが、彼らはそもそも私的に雇われているだけなので、国家権力は皆無なんです。
実際は、十手だって雇い主である同心を通じ、奉行所に申請しないと正式に持ち出せたりはしない物です。
だから、当時の岡っ引連中ってのは、自前で勝手に十手を作らせて持ってたりしたんですが、正式に許可を取ってないんで、それは違法ですw
でもですね、そもそも岡っ引に雇われる様な連中というのは、大抵が地元ヤクザだったんですよ。
地の利があって、顔が利くし、地元の庶民が一目置いてる様な連中な訳だから、そういう輩を手下にした方が効率的に使えた訳ですね。
そんな事も踏まえると、興行を実質的に取り仕切ってたのは、常に地元ヤクザだったと考えるのが妥当でしょう。


ハィ、かなりザックリと相撲の歴史を解説しましたが、この程度でも充分だと思います。
今現在の相撲界、果たしてあれほど伝統だの格式だのと言える様なものだと思いますか?
そもそも、今の相撲興行に神事としての意味は皆無なんですよ、最初から。
それなのに、随分と角界の関係者は、相撲を ''大層な文化'' として語ってる様に思えるんですが、どうでしょう。
少なくとも、俺には相撲がそれほど偉ぶって良いものだとは思えないし、国技じゃない事すら認識してない関係者が、何を偉そうに語ってるんだと思って笑っちゃいますがね。

「横綱としてどうなんだ」 という意見、今回の騒動ではやたらと耳にしますよね。
当事者であり加害者である日馬冨士は勿論、千秋楽の最後で角界の不祥事について語り、勝手に万歳で締め括ってしまった白鵬に関しても、やはり横綱として相応しくない言動だと批判が内外から出てる様子。
でも、そもそも彼らは 「横綱とは何か」 以前に、「相撲とは何か」 を知ってるんですかね?
どういった文化があるのかとか、どういった歴史があるのかとか、そういった事すら勉強しないで横綱になっているんだとしたら、''横綱としての風格'' を求める方がナンセンスですよね。
大体、横綱どうのを言ってる関係者の連中だって、「相撲は国技です!」 とか大嘘平然と言ってるじゃないですか。
仮に力士達に 「相撲とは何か」 を学ばせるとしても、相撲が国技じゃない事すら認識してない連中に、相撲の何が教えられるんだ?って話ですよね。

ハィ、もうね、ここまで説明すれば誰でも解ると思うんだけど、物凄くバカな話なんですよ、全部が。
暴力沙汰が起きたって何の不思議も無い世界なんですよ、角界は。
どいつもこいつもバカばっかりだと気付きますよ、フツーに。
モンゴル人連れて来て、ロクに相撲の知識も与えないままで 「横綱の自覚を持て」 とかさ、そんなの無茶振りですよ、ほとんど。
テメェらがロクに知りもしねぇクセに、何が意識で、何が風格だよ
ヘソ茶ですね、まったく。
ホントにバカだな~としか思わない。
力士達は変な宗教にハメられちゃった様なもんですよ、これじゃ。

遥々モンゴルやらハワイやら、異国の土地に来て、日本人ですら異質だと感じてる業界に入ってですよ、そこで言葉やらを学びながらも日々精進して、それで力士として頑張って出世とかもしてる訳じゃないですか、彼らは。
そんな彼らに対して、角界の扱いは余りにも酷いと思いますよ。
日馬冨士がやった事は犯罪行為だとしても、角界の状況からしたら、そんなのは想定の範囲ですよ。
個人としての罪は問えるとしても、そもそも角界がダメなのに、そこにテコ入れしないのは筋が通らない
俺は貴乃花だって昔から嫌いだし、彼も相撲を国技だと言ってる人間だから、全然ダメだなと思ってますよ。
犯罪だから警察に任せたってのも、変に正しいとか支持してる人達が居るけど、そんなのは当然の事なんだから、わざわざ支持するのも変です。
つまり、角界がおかしい事を誰しもが認識してて、認識してないのは内部の関係者連中な訳ですよ。
だったら、そいつらはもれなく癌でしょ。
じゃあ、そいつらの首をもれなく切ったとして、それで相撲界は存続出来るのか?と。
どうせ出来ないんですよね、実際。
じゃあさ、そんな相撲界って、完全に破綻してるじゃないですか
そんな相撲界なんて、全く必要無いと俺は思うし、立て直すなら根本からやれよって思います。

一般的な、そして世界的な認識に準じて、相撲を完全なスポーツ競技として独立させ、江戸時代に作った神事という建て前を捨て去れば、今後の相撲界にも充分に希望はあると思います。
そういった改革をせず、あくまで神事という建て前に拘るのであれば、相撲は日本の恥晒し文化になるだけです。
何が伝統で、何が文化なのか。
今現在問われている ''横綱の品格'' とやらに、一体どれほどの意味や価値があるのか。
そもそも、全く解っていないのは関係者の人々ではないのか。
そういった事をしっかりと理解し、導くだけの人が現れない限り、相撲は日本文化の癌にしかならないと俺は断言しておきます。


まぁ、こんなトコですかね。
とにかく、どこのメディアをどれだけ観ても、誰一人として核心を突いた事を言わないんで、俺はしっかりと言いました。
エンタメとしての相撲自体は嫌いじゃないんで残念ですが、根っこから腐り切ったものはとっとと処分すべきだとも思うので、一刻も早く、現状の角界は取り潰して欲しいもんです。
まぁ、原発と同じ様に、利権が絡んでるんで何一つ変わらず存続するんでしょうけどね
まったくクソな話です。