今朝は6時起きだったんでそんなに眠くないあんびさんです、どうも。
全然ではない辺りがポイントねw
昨日の話なんだけども、たまたまYouTubeの動画を観てたらその流れで色々と観ちゃいまして・・・模様替えとか引っ越しの荷物整理してる最中に、昔の漫画とか出て来て読み耽ってしまう感じのアレですよ。
んで、気付いたら一昔前の名曲を聴きまくってました。
そんな中でも特にガールズソング、女性ボーカルの曲を多く聴いたもんで、今回はその一部をピックアップしようかなという・・・ネタが無いのバレバレな感じでお送りしますw
いや、ポイントは女性アーチストの書く歌詞なんですがね、女性ならではの世界観だったり表現ってのがある訳で、絶対男には書けないであろう世界ってのがあるんですよ。
その辺りで俺なんかは非常に感心したり感動したりしてる訳なんで、そこをちょっと書きたいなと。
渡辺美里 - 10years [1988年]
まずはこれ・・・MP3TUBEでUPしてるわりにやたら音質悪いけどw
すっかり大御所になってしまった美里の88年のシングルのカップリング曲、10years。
美里と言うとどうしても My Revolution のイメージが世間では強いけども、あれは名曲でありつつも、美里自身の才能が窺えるのは歌唱力のみのもんなんでね、渡辺美里というアーチストを総体的に見た時に、俺の中での評価はそれほど高くない楽曲なんです。
むしろ、あれは小室の才能のピークがあそこだったというw
10years は作詞が美里、作曲が大江千里という美里作品ではお馴染みのパターン。
この曲はなんと言ってもBメロからサビにかけての切なさがキモですな。
歌詞自体は総体的に切ないんだけど、Bメロに入って切なさ上昇率がグッと上がる。
若い頃よりある程度の歳食ってからの方が伝わるもんがあるよね、これは。
ちなみに、そんな 10years の誕生エピソードを大江千里と語ってる動画もあったんでアドレスだけ載せときます。
同じ番組内で二人して 10years を唄ってる動画もあったけど、相変わらず大江千里の唄い方は好きじゃないんで載せませんw
10years 誕生秘話
http://www.youtube.com/watch?v=wgvrP2ytb9I
GO-BANG'S - BYE-BYE-BYE [1991年]
次はこれ。
あまりにも評価が低い上に勘違いされたイメージのまま解散してしまった3人組女性バンド、ゴーバンズの91年のシングル曲、BYE-BYE-BYE。
タイトル通りの別れの曲なんだけど、ロックで明るいテイストが彼女達らしい仕上がり。
ゴーバンズのイメージはヒットした スペシャル・ボーイフレンド とか あいにきて I・NEED・YOU! だろうけど、あそこまでポップでキャッチーなのは玄人ウケってあんまりしないんですな。
というか、あの2曲のヒットは確実にゴーバンズのイメージを誤解させたまま定着させてしまった感があって、その辺りがとても残念なところ。
バンドとしてかなり完成度が高かったし、センスもズバ抜けてたんだけど、大衆はその辺りをほとんど認知してなかったというね。
ゴーバンズはなんと言ってもボーカルの森若香織が才能溢れる人で、バンド自体も森若のセンスありきだったのは言うまでもない。
この曲はまさにそんな森若の才能がドンズバで光った名曲中の名曲。
なのに売れない辺りが日本の大衆のウンコなトコですw
この歌詞、絶対に男には書けません。
詩的な部分なんてほとんど無くて、むしろ淡々と現実的な場面を唄ってるだけなんだけど、これほどまでにシンプルで切なさ大爆発な歌詞もなかなか無い。
詩的に抽象的な表現を使ったり、色々と理屈で表現するのは難しい様でわりと簡単で、こうしてシンプルに想いを表現する方がよっぽどハードル高いんですよ。
今時のアーチストの曲を完全否定こそしないけど、若い子らが絶賛してる様なラブソングの類って、こうした曲と比べちゃうと余りにも幼稚で稚拙なんで鼻で笑っちまいますな。
森若香織 - ByeByeBye [2007年]
これは森若が2007年にソロ名義のミニアルバムでリリースしたセルフカバー版。
アコースティックなミックスもまた良い味出してます。
ってか、歳食ってからの方が森若は女性として魅力的なオーラ出た気がする・・・。
いずれソロの音源もちゃんと聴いてみたいアーチストの一人です。
川本真琴 - 1/2 [1997年]
次はこの曲。
この曲、アニメの 『るろうに剣心』 のオープニングに使われたから知ってる人も多いはず。
97年に発表された3枚目のシングルだけど、その前の2枚も充分にインパクトが強くて素晴らしかった。
この川本真琴という人は、とにかくナチュラルな変わり者なのがポイントであり一番の魅力。
それだけにセンスも独特で、世界観の構築の仕方に不器用さが見えて良い。
不器用ならではの器用さというのかな、恐らく本人は全くその辺り意識せずにやってたんだと思うけど。
まぁ、そのせいで注目が集まった時には変なレッテルを貼られたり、単純に不思議ちゃん扱いされてたけど、彼女の様なタイプは当たり前に生きてる方々には到底理解なんて出来ないだろうから仕方無いっちゃ仕方無い。
この曲に限らずなんだけど、彼女の書く歌詞ってのはとにかく表現のオモチャ箱みたいなもの。
普通は 『表現したいテーマの核心の周りにどうやってどんな歌詞を持って来るか』 って考えて、それだけに言葉選びだったり配置には慎重になるもんなんだけど、彼女の場合は伝える為には思いついたもんが全部必要だって考えるんだと思う。
で、結果的に文字数のやたら多い歌詞になって、おのずと早口で唄う様な楽曲になるんだろうなと。
この曲の歌詞で一番突き刺さるのはサビの頭、 「唇と唇 瞳と瞳と手と手 神様は何も禁止なんかしてない 愛してる 愛してる 愛してる」 の部分。
あと、二回目のサビの 「届かないって言われたってこのままジャンプしたい」 って部分も素晴らしい。
この人は夢物語やら妄想を唄ってる訳じゃないんだなってのがよーーーく解る。
こういった表現ってのは、ちゃんと愛を知ってないと絶対に出ない。
そういう意味でもリアリティーのある世界観を表現する人だな~と感心しちゃう訳ですよ。
川本真琴 - 1/2 ピアノ弾き語り [2002年収録]
これは2002年に放映されたらしいピアノ弾き語りの動画。
オリジナルはテンポのある曲だけど、この弾き語りは歌詞の伝わり方がまた違ってて凄く良い。
PVでギターをジャカジャカやってるイメージの強い人だけど、そもそもはピアノ弾きだそうな。
ギターはPVの為に仕方無く練習したとかw
そのわりにえらくハマってたけどね、ギター弾いてる姿。
CORE OF SOUL - クジラ [2001年]
最後はこれ。
知る人ぞ知る的な3人組のユニットなんだけど、彼らとの出会いは俺の人生にもほんのちょっとだけ関係していたりする運命的な存在。
この曲は2枚目のシングルのカップリング曲。
デビュー当時、まだ彼らは現役高校生だか卒業したてで、当時のPVを観ても物凄く若いんだけども、そのクオリティーの高さはホントに驚いた。
俺はその頃、仕事中に垂れ流してたラジオで彼らの曲を聴いて、それ以来ずっとイチオシのアーチストとして周りに薦めてましたよ、そこまでするって滅多に無い事なんだけどね。
まぁ、そんな流れの延長線上でギターのソン君とは直接電話で話す事にもなったりして、縁ってのは不思議なもんだなと改めて思ったりしたもんです。
バンドとしての魅力は勿論なんだけど、ボーカルのFukkoの持つセンスと世界観に俺は一番惚れ込んでまして、ソロとして活躍してる今もファンとして活動を追ってます。
この曲は1stアルバムの頃のもので、世界観って意味では一番完成度が高いアルバムだったんだけど、この曲はそんな中でも特に深くて痛みと愛を感じる一曲として挙げてみました。
この歌詞はその後のソロになったFukkoの歌詞にも通じるものが窺えるんだけど、これを高校生ぐらいの子が書いたって事実は驚愕ですよ。
LOVE - 君は僕のセンユウ [2009年]
で、これはソロになったFukko 改め LOVEの2009年のシングル。
解散後はどうなるやらとファンとして冷や冷やしてたけど、ドリカムの中村正人に無事に拾われw、ようやくソロ活動を始めた彼女、今も 「喋らなければイイ女」 とか言われつつ頑張ってますw
ソロになってからは、バンド時代以上に彼女らしい世界観が前面に出た楽曲を作ってて、非常に女性らしい優しさとか強さを感じさせる作品が目立ちます。
この曲の歌詞は、ストレートでいて核心をついたリアリティーがあるかな。
最近の彼女は仲間であったり繋がりという 「みんな」 をテーマの中心にしてる様子が窺えるんだけど、この曲はその辺りの表現が解り易いと思う。
こうして綺麗事でまとめず、ちゃんと本質を伝えようとするアーチストが居るから救われてるんですよ、日本の音楽文化。
という訳で、女性アーチストの歌詞の魅力を中心に語ってみましたよっと。
即席的に思いついたネタのわりにガッツリ書きましたw
そして、これ書くのに時間掛けすぎて、せっかく炊いたメシをほぐし忘れてた事に気付いたので、ほぐしに行って参りますw