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- 積木 -
自分で居る事、自分を保つ事の重要性と必然性、そしてその結果としてのお約束。
脆く儚い決め事の重みと、そこから派生するもので個は成り立つという事。
- 痛みの作用 -
ここで言う痛みとは、愛であり試練であり苦難。
人として自分として生きる上では必要であっても、そればかりだと潰れてしまう。
つまりは、生きるほどに人は人を求めてしまうのが筋で、必然性を感じるほど大事にする度合いも強くなるのが筋。
- 類似 -
枯れ尽きた植物を見る事なんて珍しくはないけども、それが骸だと認識すると見方は変わる。
生命はやがて尽きるけど、亡き骸から感じ取れるメッセージもある。
生も死も、自然においては循環する一つの要素でしかない。
- 道標 -
決して特別じゃない一言や挨拶、何気ない行動が相手にとっては極めて重要なものになる時がある。
そういった些細な事が大きな意味を持つからこそ、その言動が自分にとっても意味のある事になる。
どこへ向かうべきか迷ってしまった時、些細なやり取りから視界が開ける事ってのはわりとあるもの。
- 贅沢とは -
資産や知識、技術にしても何にしても、多く持っているだけなのは単なるコレクターと同じ。
『用の美』 という観念があるけども、どんなものでも活用しなければ本質的には意味を成さない。
不老不死の薬で永遠に生き続けるという事は、永遠に完成しないパズルに挑む様なもの。
そこに何を見出すかは人それぞれだろうけども、永遠を手に入れたところで、それ自体は底無し沼を手に入れたのと大差ない。
大事なのは、器の大きさよりも何をそこに満たすかという事で、満たすべきものを知らなければ宝の持ち腐れ。
永遠ではないが故に輝きのあるものは、永遠を得た瞬間に落ちぶれてしまう必然を忘れちゃいけない。




