
「こんな小さなもんでも、生きているんだな・・・。」
鞠夫は道端の小さな雑草を摘み上げると、少し哀しげにそう呟いた。
背後では水玉模様のキノコの群れが、春風に吹かれて揺れていた。

「なんだ、歯痛の原因はこいつか。」

「もしもし、ピーチ? 今新しいケータイ買ったの。 そうそう、最新型の超小型。」

「よし、そうだ。 そうやって大人しく手を上げてれば命だけは助けてやる。」

「えっ? これにサインすんの? ・・・ホントにファンなの?」

「さぁ、ピーチ。 これで僕をいじめておくれ。 いつもの様にやっておくれ。」

「いやいやいやいや! これと引き換えじゃ無理だから! っていうか、ヨッシー売らないから!」

「え~っ、これホントに新薬? 痔に効くの? マジで~?」

「ハィ、次のお便り。 静岡県のラジオネーム、お茶っ葉らっぱーさん。」

「お? なになに・・・伊達直人より?」
ハィ、風邪で絶不調なのでアホネタでお茶を濁してみました。
さて、熱っほいからちょい寝よう。