2024夏山 御岳山
日程:7月23~24日
山域:御嶽山
参加者:N島 S三
天候:1日目:晴れ時々曇り、霧 2日目:風雨のち曇り、霧
行程:
・交通機関利用(往復) JR新幹線、JR中央線、バス、ロープウエイ
・徒歩 飯森高原~黒沢十字路~剣ヶ峰~摩利支天~飛騨頂上~継子岳~二ノ池~黒沢十字路~飯森高原
1日目(7月23日)
前日の新幹線脱線事故の影響で、新大阪みどりの窓口は払戻で溢れ長い列、何とか自販機で購入、6時発のぞみ200号に乗車出来たが名古屋まで立ち席、中央線、バス、ロープウエイと乗り継ぎ登山口へ
飯森高原駅10:00→八合目・女人堂11:40→覚明堂→剣ヶ峰15:20→二ノ池山荘→白竜避難16:20(泊)
初日スタートは、雲はあるものの青空の下、暑さで大汗をかきながらの登りとなる、それでもミヤマダイコンソウ、チシマキキョウ、オンタデ等、高層に咲く花々に癒されながら九合目辺りまで来ると傾斜も緩みホッとさせられる
剣が峰直下には『御嶽山噴火災害慰霊碑』が奉ら、10年前のその日が来ることが記されている、両手を合わせてご冥福をお祈りする
斜面下右側の凹部が噴火口辺りだろうか?
王滝方面から白装束の人々が列をなすようにして上がってくるのが見える
行に励む人々なのだろう、霊山御岳山が信仰の山であることを改めて思いこさせられる。
御嶽山剣ヶ峰 右奥が継子岳
二ノ池方面
雲は混じるがまだ高曇り青空も見える3000mのほぼ水平道に吹く風が心地よいチシマギキョウ、ミヤマダイコンソウ、オンタデ、チングルマ(穂)が美しく咲き乱れている、二ノ池小屋、賽の河原を経て竜避難小屋とほぼ予定通りの行動となる。
2日目(24日)
白竜避難小屋05:00→摩利支天06:00→飛騨頂上06:45→継子岳08:15→10:10白竜避難11:00→覚明堂12:20→八合目13:50→14:40飯森高原駅
予報では、24日曇時雨 深夜目覚めると前線に伴う雨雲の南限が近くなったのか、雨、風の音が聞こえて何度も目が覚める。
「停滞前線が台風の影響を受けるから不順な天候になりそうだな」とは、出発するとき自宅での声
4時起床するも風雨止まず、本日の行動をどうするか??、とりあえず荷物を軽くして予定を少し早め5時として雨具に身を固め出発する。
まもなく出会った登山者さん『摩利支天へ行こうと思ったがこの風雨で止めた二ノ池へ帰る」と引き返してくる。
なるほど、摩利支天乗越から摩利支天への稜線では西からの吹き上げるような強い風雨を受けることとなる、摩利支天は霧の中、当然景色なぞ見えることもなく、カメラを濡らさないように写真を撮るのがやっとで留まることもなくすぐに引き返す。
取り敢えず飛騨頂上に降り、雨風はやみそうもないね~ 継子岳はどうする?
結局、継子岳目指してこれ以上酷ければ引き返そうと出発、チシマキキョウ、コマクサ等々が雨に濡れ、よりきれいに見える。
やはり稜線上は風が強く、そのうちピカッと来たと思ったら、ゴーンと数回、怖いこわい逃げられそうな凹地を探しながら登ると、いつの間にか継子岳に、ここでも摩利支天同様全く視界もない、やはり留まることもなくすぐに飛騨頂上方面へ引き返す。
飛騨頂上では、五ノ池山荘に立ち寄りストーブと誕生祝に暖かいココアを頂き温まる。
小屋の天気情報掲示板には「曇り時々雨、降水確率 午前60% 午後50%」を、今、身をもって体験確認している私達
やがて飛騨頂上から登り返し、昨日通って見覚えのある賽の河原、二ノ池を経て更に南へ向かうといつしか雨は上がり、やがて九合目を過ぎるころには少しずつ霧が晴れ、見通しも少しづつ利くようになってくる
荷物も身体もボトボトのままやはり山は天気次第だね等と思い、それでも体調はすこぶる快調でゴール地点飯森高原へ予定通りつくことが出来た。