旗尾岳

 

先週から、二週連続で、座学4h×2日 実技約7h×2日間

頭に中から未だに等高線が消えていきません

 

日程:5月28日

山域:旗尾岳(金剛山系)

参加:S藤t S藤m 2名

 

 

座学2日間と実技の一日は懇切丁寧に教えて頂き、難しいなりにもリラックスして受講できたのに比べ、今日一日はメンタル的にも身体的にも実にハードな一日となりました

 

テープ標識や踏み跡は関係ない、地形と地形図とコンパスを見比べ進む方向を見出すのみ

 

あの膨らみは、地形図にはどのように表されているか、あの谷の深さは、あの曲がり方は、あの傾斜を等高線で描くと

 

等高線1本で囲まれた、僅か300m程の尾根上に、地形図に描かれていない隠れピークが4つもあった

 

尾根の派生形状は、谷の出会いは、深さは、等高線の篝具合は・

 

たった一つ癒されたのはウツギの花に迎えられたとき

 

とにかく実地形が紙に描かれるとどのように表現されのか、先ずそれがある程度のみ込まなければ読図は難しい・・と、

上に登っては紙と比べ、もう一度戻っては紙と比べの繰り返し

 

紙から地形を読むには、紙を見る前に先ず地形を見よ、この地形が紙にはどのように描かれるのか、それが読図の入口だと・・

今日初めてこの山に来たとういう先生? 地形図とコンパスだけで、この山訪2回目の私に地形図で説明しながら余裕でリードして見せる余裕はさすが元労山コーチと感心するのみ

 

この日出会ったのは、単独行者1名と2人連れのパーティの計3名、前週の実習とは大違い、とにかく細かい観察と行ったり来たりの観察に疲れ切ったところで終了しました。

 

で、最後に気づいたことがありました

登山をする人にとって地図の見方はとても重要ですが、今日の実技を振り返るとこれはもうマニアックの域ではないかと、日本百名山を制覇する人、ロッククライミングを好む人、山の写真に魅入られた人、高山植物に憧れ花の百名山を訪ねる人それぞれ山の楽しみ方はあると思います

必要とはいえ、これほど穴のあくほど一日中地形図と地形を見ながら登山やハイキングは普通とても出来るものではなく、むしろ「読図の為のハイキング」としてジャンル分けした方がよいのではないかと思いました。