昨今では、「海外で勝負できる実力をつけるべき」とか、「自ら起業し、経営者になるべき」といった価値観が全員に強いられている印象がある。


しかし、それができるのはごく一握りで、みんなができるわけではない。
普通の庶民は、安定していることが幸せ。安定して、安心して、人生を送る。ささやかでも小さいと言われても、家庭内での幸せを求めるもの。


人は幸せな人生を送るために生きている。会社を存続させるために生きているのではない。
会社とは本来、雇用を確保して社員の人生を守るためにあるもの。それ以上に成長することがいいとは思えない。
リストラはあり得ない。
食べ物が少なくなったからと言って、家族の誰かを追い出して、残りのもので食べるということはしない。