誰もが納得する話を作ってやる
1940年代、戦後混乱期の上海。謎の富豪の呼びかけにより、落ちぶれた映画監督、芽が出ない脚本家、再起を狙う元花形女優、敏腕プロデューサーら、名声と富に飢えた業界人が洋館に集められる。
彼らに課せられたミッションは、世間を騒がせた未解決猟奇殺人事件を題材にした映画の脚本を一晩で完成させること。しかしその場には、事件の本物の犯人も同席していた。恐怖と野心に駆られた業界人たちは、犯人から真相を聞き出して脚本に落とし込むべく命懸けの推理戦を展開。
虚実入り乱れる密室内で、事件の真相はいつしか彼ら自身の過去や秘密につながっていく。(「作品資料」より)
少しワケありの脚本家や映画監督、女優たちがある洋館に集められる。
彼らを集めたルーズーイエは、実際にあった事件を題材に映画を撮ろうと言う。
そして彼らと同席していたのは、犯人として逮捕されたチーローシャン。
驚く一同であるが、脚本家のリージアフイはローシャンに話を聞き、疑念を持つ。
更にその洋館は実際に事件のあった場所で、殺害が繰り広げられた部屋に入るジアフイたち。
彼らは事件の謎を解き明かそうと試みる。
そんなジアフイたちの一夜を描いたミステリー。
最初は集められた人物の中で誰かが殺されるのかと思ったが、実際はかつてその場で起こった事件の謎を解き明かそうとする推理劇。
部屋は密室のようだが、どこかに逃げ道があったのでは。
更に近くで起こった別の事件との関係。
事件を起こした犯人の本当の動機。
それらがコミカルな様子を交えながら推理されていく。
ミステリーとして興味深い展開であった。
そして明かされる真実には悲しいものがある。
しかしクライマックス、思わぬ展開と思わぬ事実も明らかとなる。
最後の事実で、やや謎が残ってしまうが、興味深いミステリーであった。
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監督:リウ・シュンズーモー
出演:イン・ジョン、ドン・ジアジア、ユー・エンタイ、ヤン・ハオユー、チン・シアオシエン、ジャン・ベンユー、チェン・ミンハオ、チャン・ベンユー、コー・ダー
