笑っているつもりでございます

 戦国時代。雪深い峠を越えた先にある葦名の国の戦場で拾われ、忍の技を教え込まれた熟達の忍び・狼は、「竜胤(りゅういん)」と呼ばれる血を引く一族の末裔である孤独な少年・九郎に仕えている。竜胤の血には人を不死に変える力があり、九郎はその力を欲する葦名の侍に狙われていた。

 九郎と狼は彼らから逃れるなかで、竜胤が不死の見返りとして「竜咳(りゅうがい)」という致死の病を人々にもたらしていることを知る。自らの命を代償に竜咳を治めることができると気づいた九郎は、苦悩の末に竜胤断ちを決意する。

 そんな九郎の覚悟を知った狼は、彼の運命を変えるべく苦難に満ちた戦いに身を投じていく。(「作品資料より)


 その存在は知らなかったが、大ヒットゲームを原作としてアニメ映画化した時代劇アクション。

 戦国時代、葦名の国の御子てある九郎と彼に仕える狼と呼ばれる忍。

 二人で彷徨っている。

 九郎には竜胤の血が流れており、その血には人を不死に変えることができる力が備わっていた。

 葦名の国を守るため、葦名弦一郎がその血を求め、九郎に迫りくる。

 狼は九郎を護るため、弦一郎と戦う。

 

 竜胤の血という人を不死に変える力を持つということや、実際にその血によって不死となった者の存在など、時代劇の中で現実を超えた話が展開される。

 腕に覚えありの狼であるが、結構やられたりする。

 それでも生き残るのは、竜胤の血のおかげか。

 九郎は竜胤の血の弊害として竜骸という致死の病がもたらされることを知り、竜胤の血を絶とうとする。

 それは自らの死。

 狼は九郎の決意を知り、九郎を護りながら、その決断を実行しようと奮闘する。

 しかし、竜胤の血を絶つ方法はもう一つあった。


 竜胤の血に加えて、現実ではない技が繰り出されたりして、ファンタジーな要素も満載の展開である。

 九郎、狼、弦一郎の他にも死なず半兵衛や葦名の一代当主、一心など多彩なキャラが登場する。

 果たして九郎は竜胤断ちを実行するのか、そしてその方法は。

 興味深い時代劇アクション・アニメであった。


猫猫猫アップ/5


監督:沓名健一

声の出演:浪川大輔、佐藤みゆ希、津田健次郎、浦山迅、伊藤静、高瀬右光、土師孝也、金尾哲夫、清水理沙

於:グランドシネマサンシャイン池袋